一昔前までは競走馬において不治の病と言われていた「屈腱炎」
3冠馬ナリタブライアンは圧倒的な強さで
ファンを魅了しましたが、屈腱炎にかかってしまい
復帰後は天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念と馬券に絡めず
復活したのは復帰後半年の阪神大賞典でしたが
全盛時のパフォーマンスを見ることなく引退しました。
この前例が示すように
「屈腱炎」=「不治の病」=「馬券予想上は消し」
という形が定石でしたが
現代の競馬ではそのスタイルが代わりつつあります。
7月10日放送のスーパー競馬では競走馬の医療の進化について
特集を組んでいました。
その特集の中で一番目を引いたのは
“現代において屈腱炎は治る病気になった”
ということ。
代表例としてカネヒキリ取り上げられていましたが
今後屈腱炎が大きなマイナス材料ではなくなってくる
という流れになっていく事は間違いないでしょう。
ただ、馬券攻略上の問題として
当面の間、休み明けは割り引いた方がいいと言えます。
特集の中でも流れていましたが、屈腱炎の手術はかなり大がかりなもの
長い期間休みを取り、大きな手術を終えて、
レースに復活していきなり能力全開
という事は考えづらいですし、陣営も無理はさせないはずです。
競馬界の常識は日々代わっています。
一つの要素が大きなマイナスになるときもあれば
大してマイナスにならないときもあります。
固定観念を持ちすぎず、柔軟に考えていきましょう。