馬単2着付けで馬券攻略!!購入の基準と必要条件は?
『馬単』という馬券を購入するときに
ほとんどの人が1着につけて購入をします。
その理由は「この馬は絶対来るという自信があるから」
という全く根拠の無いものが多く、
結果的に裏目ってしまったというパターンを
経験した方も多いと思います。
そこでここでは確率・統計を駆使して
馬単2着付けで馬券を攻略する方法を話したいと思います。
まずはこの表をみて下さい。
これは競馬データベース「JRA-VAN」に掲載されていた
2010年11月5日~2011年10月30日の平地レースでの
着順をオッズ別に分けた表です。
これは1年間の統計なので、データとしては有用で
多少の誤差はあるにしても、大きな変化はないと考えて下さい。
オッズ範囲から分析していきましょう。
まずは1.0~1.4倍という絶対的に逆らえない印象のある
オッズの馬を取り上げます。
まず、145回走って91回1着になっており「勝率62.8%」
非常に高い勝率ですね。では2着になる確率を計算してみましょう。
145回走って25回2着になっており「2着率17.2%」です。
それ以外は3着以下となる訳ですが、これでは分析が不十分なので
もう一歩踏み込んでデータを読みましょう。
本命馬が連対したときに1着になる確率と
2着になる確率を出してみます。
連対した116回中91回が1着(確率78%)、25回が2着(確率22%)
つまり1.0~1.4倍の馬は2着に来る確率の約3.6倍の確率で
1着に入線すると言うことになります。
わかりやすく馬券に落とし込んでみると
この本命馬を1着に据えた馬単10.0倍だった時に
2着に据えた時の馬単が36.0倍であれば回収率は同じになります。
という事は36.0倍未満であれば馬単1着付け
36.0倍以上であれば馬単2着付けをした方が
回収率は上がるという結果になります。
この3.6という数字を『損益分岐点』と名付けましょう。
これを各人気別に分けて分析してみました。
1.0~1.4倍 損益分岐点 3.6
1.5~1.9倍 損益分岐点 2.4
2.0~2.9倍 損益分岐点 1.4
3.0~3.9倍 損益分岐点 1.3
4.0~4.9倍 損益分岐点 1.0
5.0~6.9倍 損益分岐点 0.8
7.0~9.9倍 損益分岐点 0.9
注目すべきは「1.5~1.9倍」と「2.0~2.9倍」の2つです。
まず始めに1.5~1.9倍の馬は一本被りといわれるレースの
中心馬であるようなレースです。
このエリアにいる馬の損益分岐点が2.4は恵まれています。
レースによって変わってきますが、1倍台の馬単は裏を買うと
大抵3倍近くつくことが多いです。
また、2倍台の馬も損益分岐点1.4は非常に低い数字です。
2倍台の馬から馬券を購入するときは、迷わず2着付けを敢行した方が
回収率はグンと上がりそうです。
人気だからと安易に馬単の1着につけずに
オッズを見て検討した上で、馬単2着付けを実行して下さい。
貴方の回収率アップに役立つはずです。