競馬予想をする上で欠かせない要素「血統」
ただ、血統というと何か小難しいイメージを持つ人も多いかと思います。
「グレイソブリン系がどうのこうの」
「ノーザンダンサーが入っていてどうのこうの」
とか言われると、「よくわからん」と匙を投げる気持ちはわかります。
しかし、この手のディープな血統の会話をする人達は
総じて予想に活かせていない人が多いです。
逆に血統に拘りすぎて馬の個性や本質を見抜けないことが多く
結構予想は下手だったりします。
そこでここでは予想に活かせる種牡馬の特徴の見極める方法を話します。
その方法とは『産駒の成績で傾向を掴んでいく』というやり方
例えばディープインパクトの特徴を掴みたいと思ったときに
キズナ、ジェンティルドンナ、トーセンラー、ハープスター
サトノノブレス、ディープブリランテ、ワールドエース 等々
思い浮かぶ限りの馬を挙げていきます。
すると各馬の大多数に共通する特徴が見えてきます。
例えば
○距離は1600m以上が良い。(ベストは中距離)
○東京・京都の成績が良い。
○パワーよりもスピードに長けている馬が多い。
こんなことが分かります。
もう一つ例を出しましょう。
ステイゴールドの場合は
ゴールドシップ、オルフェーヴル、ドリームジャーニー
ナカヤマナイト、ナカヤマフェスタ、レッドリヴェール
○阪神や中山などパワーの要る馬場が得意な馬が多い。
○距離は2000m以上あった方がいい
○古馬になってから更に活躍する馬が多い。
こんなことが分かります。
一般的に馬券を買う人達は新聞の印、馬の近走成績、ブランド厩舎などから
馬券を買うため、これらの特徴はあまり考慮されません。
なので、人気のディープ産駒が中山に出てきても
それほど人気が落ちる事はありません。
この適性からくる人気と好走率のズレを利用する事で
配当の高い馬券をGETする事が出来ます。
ここで大切なのはあくまでこれらは大まかな特徴であると言う事。
“ディープ産駒は中山が苦手だから全部外す”
みたいな極端なことはもちろん通用しません。
あくまで大まかな特徴なんです。
それはどれだけ血統論を深く掘り下げても同じです。
例えばオルフェーヴルとドリームジャーニーは兄弟ですが
全く同じ特徴を持っている訳ではありません。
地力も違えば、末脚のタイプも違う、馬格も違うし
成長がピークを迎えた時期も違う。
ただ、大きく見て阪神・中山が得意なのは同じ
そして距離適性も大体同じ
こんな程度ですね。
さらにいうとその下のアッシュゴールドはデビュー戦で惨敗してます。
こういった違いを血統論で無理矢理一つにまとめようとすると
馬の本質を見抜く事が出来なくなってしまいます。
血統論者の予想が下手なのはこの辺りに起因しているからでしょう。
私が話した種牡馬適性の発見方法は大まかな話にはなりますが
確実に予想に役立ちますので是非、活用して下さい。
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