【競馬】競走馬のピークはオリンピック選手と密接に関係している


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競走馬は長い期間ピークを保てません。

しかし、この事実を競馬初心者に
説明してもわかってもらえない事が多いです。

なぜなら「能力なんてたった一年で変わるわけないだろう」

と人間の感覚、人間の常識をベースに物事を考えているからです。

ここでは、競走馬のピークについて競馬初心者でも
分かるように説明をしていきたいと思います。

まず前提として人間と馬では生きられる年数が違います。

人間のおおよその寿命を80歳なのに対して、馬の寿命はおおよそ20年程度。
つまり馬は人間の4倍のスピードで天寿を全うする訳です。

馬があるレースを勝って、一年後そのレースに向かうと言った場合、
人があるレースで優勝して4年後にそのレースに挑戦するという事と近いです。

人間が4年後にレースに挑戦するというと
オリンピックが思い浮かぶ人もいるかも思いますが、まさにこの状態です。

例えば、2000年のシドニーオリンピックで金メダルをとった
柔道の井上康生選手は4年後のアテネオリンピックでは
4回戦で一本負けを喫して、結局銅メダルにも手が届きませんでした。

シドニーでは圧倒的な強さを見せた井上康生さんでさえ
4年経てば同じ力を保てなくなるわけです。

競走馬がピークを保つ事がいかに大変なのかを理解して貰えたでしょうか?

この事を知っておけば、予想に活かすことが出来ます。

例えば、高齢馬が休み明けを使ってきた場合です。

2016スワンステークスに出走したフィエロは
前走の安田記念3着から約5ヶ月ぶりに出走したレースでしたが、
7歳という年齢があった上に、過去2年GIで好走し続ける
高いパフォーマンスを見せた経験から露骨に衰えを見せました。

もう一つ例を出すと、短期間でGIを戦ってきた場合です。

2016有馬記念に出走したラブリーデイは天皇賞(秋)を勝利して、
ジャパンカップで3着したあと連戦で有馬記念に出走しましたが5着と負けてしまいました。

2014有馬記念に出走したエピファネイアも天皇賞(秋)6着から
ジャパンカップを圧勝して望んだ有馬記念で5着と敗戦。

GIなどのトップレベルで戦う事は
私達の想像以上に競走馬にダメージを与えます。

競走馬がピークを保つ難しさを理解した上で、
人気馬にひよらない大胆な予想をしていきましょう。

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