競馬界も現在は情報化が進み
色々なデータが取れるようになってきました。
すると、回収率の高いパターンを抽出することが出来ます。
例えば、過去5年の中で
単勝オッズ10倍~50倍で
休み明け+馬体重10kg以上増
だと、単勝期待値110%
こんなデータですね。
(これは例なので、実際の数値ではありません)
となると毎週出馬表から、こういったケースの馬をピックアップして
単勝を買い続ければ理論上は利益が出るはずですよね。
ですが、私はこのような方法での馬券攻略はしていませんし
オススメもしていません。
オススメをしていない理由が3つあります。
1つ目は統計を取る期間によって数値にばらつきがある点です。
上の例だと5年間の統計でプラス110%となっている訳ですが
これが4年間で取ると90%、3年間で取ると120%というような
ばらつきが出てきます。
さらに10年間の統計をとってみたら90%だった
というような結果も十分にあり、これだけ儲けられるという保証がありません。
2つ目は母数が少ないデータだと信頼性と運用に問題がある点です。
上の例が10000頭のデータをとっての数値であれば
まだ信頼性はありますが、100頭のデータで110%と出ている場合などは
20頭のデータが追加された時に大きな数値の変動を見せることがあります。
すぐ変動するような数値で勝負するのはリスクが高いですよね。
3つ目は全てのレースで対象馬を探さないと結果にムラが出る点です。
こういったデータは全ての情報を入れての情報なので
重賞だけ適用するとか、特別戦だけ適用するとか
イレギュラーな事をするとデータの数値とズレが生じます。
よって全てのパターンを出走表から探さないといけない。
これはかなりの手間です。
これらの理由から、一定のパターンでの馬券勝負はオススメしません。
とはいえ、こういったデータというのは貴重なもので
競馬予想の大きな武器になるものです。
これは使わない手はありません。
私のオススメするデータの使い方は
コース毎の回収率が高いパターンを組み合わせて決める事です。
例えば、東京芝1800m
2,4,6番枠 複勝回収率 平均+15%
前走4角2,3番手 複勝回収率 平均+10%
前走から騎手乗り替わり 複勝回収率 平均+5%
こんなデータがあったとしたら
この3つの条件にあたる馬を探して
3つ当てはまる馬がいたら本命にする
みたいな形ですね。
この形のメリットは仮に1つのデータの信憑性が薄くても
他の2つのデータの信憑性が高ければ結果に繋がるというメリットがあります。
平均以上の期待値が担保しやすいもっともシンプルな方法ですね。
よく平場など馬を見られない(知らない)レースで
本命馬や相手馬のデータをどのように選んでいますか?
という質問を受けますが、私は上の方法で選ぶ事が多いです。
こういった予想の組み立て方は
全員が知ったら有効でなくなるとか
競馬場改修や強い種牡馬の出現で競馬のスタイルが変わるなどの
デメリットはありますが、安定した収支を残す事が出来る方法です。
今回はデータの話をしましたが、
もっと馬券回収率アップの具体的な方法を知りたいという方は
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