競馬週刊誌「週刊ギャロップ(Gallop)」2021年6月20日号で語られていた
JRAの小桧山調教師が提唱する追い切りの見方と馬の評価
「追い切りタイムは信憑性が低い」という点について
お話をしたうえで、私の見解も話していきたいと思いますので
予想される上での参考にしていただければ幸いです。
また、競馬雑誌「週刊ギャロップ(Gallop)」を格安で読む方法なども
話していきたいと思いますので、こちらも参考にしてください。
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競馬雑誌「ギャロップ」
大きいレースの競馬予想に役立つ膨大なレース特集と情報
重賞や特別競走のレース回顧
人気予想家井崎脩五郎さんのコラムや
POGのコーナー、有力馬の次走報、地方競馬の記事
競馬好きにとってはたまらない雑誌になっています。
今回はそんなギャロップの2021年6月20日号に
掲載されていた「私の馬研究ノート」から
JRAの小桧山調教師が提唱する追い切りの見方と馬の評価
「追い切りタイムは信憑性が低い」
という点について紹介をしていくと同時に
私が感じる「追い切りの予想ファクターとしての信頼度」
についても話していきたいと思います。
それでは行ってみましょう。
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小桧山調教師が提唱する追い切りについての見解
なぜ追い切りタイムは信憑性が低いのか?
多くの競馬ファンが追い切りタイム、調教タイムを元にして
競馬予想を展開していますが
小桧山悟調教師は追い切りタイムに
全幅の信頼を寄せる事は危険だと警鐘を鳴らしています。
危険だと警鐘を鳴らす第一の要素は
「人によって時計の取り方には誤差がある」という事。
この点に関しては小桧山調教師は
尾形充弘元調教師の言葉を引用して以下のように説明しています。
尾形元調教師の言葉は以下の通りです。
「攻め馬の時計は微妙である。
馬が重めでみた場合、出来上がっている場合
内側を通ってきたか、外側を通ってきたか
どこで追い出したか、あるいは追わなかったか。
おなじいっぱいでも馬によりいろいろとある。
駆け引きもする。
これらを的確に判断するのは大変だと思う。
以前と違って、追い切りの日は報道の人がたくさんきて
カチカチ時計をとっている。
その取り方でも半秒ほど違いはあるし
馬なりか、強目か、いっぱいかも見た目でいろいろと判断できるだけに難しい」
「私は常識的に見て、調教のタイムは
ファンにとっては参考程度にしかならないと考えている」
このような意見を述べられているそうです。
ざっくり言ってしまうと
”様々な細かい要素によって、調教タイムは変わってしまう”
という事ですね。
小桧山調教師曰く
「ファンだけでなく、調教師にとっても
調教時計はひとつのファクターに過ぎない」
という事を仰っており
「速いか、遅いか、いつもと同じなのか、それだけわかれば十分なのだ」
と語っています。
昔の調教助手達は正確な体内時計を持っていた事から
きっちりと決まったタイムで馬を調教していたようです。
小桧山調教師も調教助手時代は
馬が速ければ外目を回り、遅ければ内目を回り
追い切りタイムを調整していたようです。
“大事なのはタイムではなく、馬の手応えである”
このように仰っています。
至極真っ当な理論過ぎて、口を挟む余地がないですよね。
追い切り時とレース時では状態が違う
今までは追い切りタイムは
人為的に変えることが出来る、変わってしまう
という事を話していきましたが
ここからはまた違った観点で追い切りの難しさを語っていきます。
小桧山調教師の話を続けて聞いてみます。
今はポリトラックなど速い時計が出る馬場があるので
ここで出た時計が一人歩きしてしまうと
その情報に引っ張られて好調だと錯覚してしまう事もあるようです。
小桧山調教師は尾形元調教師の話を再び引用して以下の事を伝えています。
「時計だけはクセモノである。時計が速かったから勝ち負けできるとは限らない。
私自身、何回となく、時計に騙されてきた経験があるからだ。
調教駆けする馬、しない馬というのがある。
馬によっては利口なのがいて、調教みたいな練習では
おかしくて本気に走れないよ、と言わんばかりのがいる」
この尾形元調教師の話に加えて、小桧山調教師はこのように付け加えています。
「ピークがどこに来るかという問題もある。
時計が速いのにレースで走らない場合
ピークが調教時に来てしまったケースが多い」
追い切りにおけるタイム自体も信憑性に乏しいけれども
実際に追い切りの動きが良くても裏切られるパターンもあるよ。
という事を伝えてくれています。
私たち人間でも昨日は調子がよかったのに
今日はちょっと調子イマイチだなぁという事があると思いますが
馬も生き物ですから、当然同じことも起こる訳ですよね~
最後に小桧山調教師は以下のように締めています。
『ファンの方には時計ではなく動きを見てほしい』
あくまで時計よりも動き
追い切りタイムは予想の参考値として
かなり小さなファクターになるのである
という事が小桧山調教師の話から分かるのではないのでしょうか。
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まとめ
ここで今までの話をまとめましょう。
ここまで小桧山調教師が提唱する追い切りの見方と馬の評価
「追い切りタイムは信憑性が低い」
という点について、その理由を語ってきました。
数字というと客観的な要素があるように感じるかもしれませんが
その数字が生み出される過程に主観要素や技術介入度が入るので
客観的な数字ではないと言うことが分かったと思います。
追い切りタイプはあくまで予想を組み立てる要素の一つ
これくらいの感覚で捉えていくと
予想の精度が上がっていくと思いますので
今後の競馬予想の一つの要素として検討してみて下さいね。
ちなみに今回の記事で紹介させていただいたギャロップについて、
どんな記事が盛り込んであるのかを話していますので
良かったら、こちらも見てくださいね。
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