アドマイヤムーン産駒の特徴を分析|エンドスウィープの血統を継ぐ者


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サンデーサイレンス直系の種牡馬が競馬界を席巻する中
徐々に頭角を現してきた種牡馬が

アドマイヤムーン です。

この馬、非サンデー系と思いきや
アドマイヤムーンの母マイケイティーズの父親がサンデーサイレンスで
なにげにサンデーの血統を引き継いでいます。

アドマイヤムーン自身はジャパンカップ、宝塚記念を制しており
中距離から長距離の芝を得意としていましたが、産駒はどうでしょうか。

成績から分析していきましょう。

2013リーディングサイアーランキングでは16位

初年度(2011)63位、2012年29位と
徐々に産駒が成績を上げています。

最初に得意コースを見ていきます。

○芝コース

複勝率31%でトップなのは函館競馬場
勝率14.8%でトップなのは札幌競馬場

小倉競馬場での成績もよく、ローカル場所に強い事がわかります。

中央場所では阪神競馬場が好成績

東京・中山・中京では成績が悪く、右回りよりも左回りの方が苦手としています。

○ダートコース

こちらは芝と比べるとかなり成績が下がりますが
芝と同様ローカル場所の方が成績が良くなります。

特に東京競馬場のダートコースは複勝率6.7%と壊滅的な数字

「府中でのアドマイヤムーンはなし」

といえます。

産駒の距離別成績を見てみましょう。

芝コースの方は勝率・連対率・複勝率共に1300m以下がトップ
距離が伸びれば伸びるほど成績が悪くなり
アドマイヤムーンがジャパンカップを勝った2400mでは
2013年は勝ち星ゼロ

芝の距離適性はかなり短距離に偏っていると言えます。

一方ダートは芝同様短距離でもある程度の成績を残していますが
2000mでもほぼ同様の成績を残しているので
ダートに関しては距離の融通が利くようです。

続いて重馬場適性についても見てみましょう。

芝は良馬場の勝率が稍重・重の倍近い数字になっており
原則的に良馬場で力を発揮できる産駒が多い事がわかります。

ダートは逆に不良馬場が好成績。

エンドスウィープ→アドマイヤムーンと引き継がれた
スピードが活かせる馬場状態が得意である事がわかります。

ここまで得意なコース、得意な距離、馬場適性について
データを出して話してきましたが

アドマイヤムーン産駒の最大の特徴は ”スピード” です。

逆に言えばスタミナ・パワーに弱いという事でもあり
スピードで押し切れる小回りコース
スピードで押し切れる距離
スピードが活かせる馬場

これらの条件でアドマイヤムーンは力を発揮します。

開幕週の馬場は要注意ですね。

今回利用したデータは

『種牡馬最強データ14~15』

に載っている内容を基にお話をしています。

馬のデータが十分に取れていないレースなどは
こういった血統はかなり有効な予想の手段となります。

以下からこの本の詳細を見ることが出来るので
興味があったら見てみて下さい。

種牡馬最強データ(’14〜’15)詳細はココ

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