スタンダードな馬連とお金を生む馬連・勝てる馬連の違い

競馬の馬券券種として最もスタンダードな存在といえば『馬連』です。

今は3連複や3連単がありますが、
昔は高配当を狙うといえば馬連でした。

この名残があるせいか、現在でも馬連を使う人は多いようです。

その馬連について考察したいと思います。

まず馬連が的中する確率を知っていますか?

馬連の全通りが「出走頭数×出走頭数-1÷2」なので

16頭立てであれば、16×15÷2=120通り
10頭立てであれば、10× 9÷2= 45通り

どの馬も来る可能性が同じだと仮定すると1点勝負で当たる確率は

16頭立てだと、1÷120=0.83%
10頭立てだと、1÷ 45=2.22%

1点勝負で当てるのはかなり難しい作業だと言えます。

一方、馬券は買う人の割合で配当が決まるので
当たりにくければ当たりにくいほど配当が高くなります。

馬連の控除率を75とすると…

16頭立て 平均配当 90.4倍
10頭立て 平均配当 33.8倍

このような形になります。

一方的中率に重点を置いて見てみると
1点ではかなり的中確率が薄くなるので
複数点購入して確率を上げる作業を行います。

16頭立てなら10点購入すれば的中率8.3%
10頭立てなら的中率は22.2%となり
5回に1回は当たる計算になります。

スタンダードな馬連の買い方は全体の頭数から
予想で数頭に絞り、買い目を減らす事で的中時の期待値を上げる。

という手法をとります。

例えば…

10頭立てだったら、予想で来そうな馬を5頭に絞る。
全体の購入パターン45通りの中で10通り(ボックス)購入して
平均配当33.8倍を当てにいき利益を狙う。

という事です。

これらは平均値で考えているので
そんなに悪くない期待値となっていますが
多くの人がお金を生まない馬連の購入をしているので
その特徴をあげていきましょう。

その1 人気馬ばかり買っている

人間は目先の利益に飛びつく傾向があります。
なので、全てのレースを当てたいと思って馬券を買います。

それ自体は悪い事ではないんですが、当てたいと思うと
どうしても人気の馬に手を出しがちになり
平均配当を著しく下げる結果になります。

先ほどの10頭立ての例だと
馬連10点で的中率22.2%、平均配当33.8倍となりますが
人気馬を買う事によって的中率が上がりますが、平均配当が下がります。

すると、どうなるか?

そこそこ当たっても、大きく儲けることがなく
順調に控除率の分だけ損をする

という結果になります。

その2 買い目がやたらと増える

1番目の本命ばかり買うという事と目的は一緒で
当てたい一心でやたらと買い目を増やす人がいます。

これも的中率は高まりますが、投資金額が上がる為
利益率が減り順調に控除分だけ損をする形になります。

では、お金を生む馬連の買い方、勝てる馬連とはどういうものなのか?

簡単です。

上で言った2つの要素の逆を行けばいいだけです。

つまり、買い目を絞り、人気のない馬を積極的に入れていく。

これが出来れば勝てる馬連の買い方が成立します。

確率論的にも基本的な考え方なので、是非実践して下さい。

余談ですが、ではなぜ皆がこの買い方をしないのかを話しておきましょう。

その理由は『予想力がない』からです。

勝てる買い方は予想力が必要になってきます。
人気薄を買い、買い目を絞る事はリターンを大きくする
一方でリスクも大きくします。

なので、ちょっと外れるとすぐに不安になってしまい
当てる方向にひよってしまう訳です。

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