中山開催時代の朝日杯フューチュリティステークスを分析してみる。


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今週のメインレースは朝日杯フューチュリティステークス

来年のクラシックを目指す2歳頂上決戦ですが
マイル戦という事もあり、有力馬が出走してこないパターンが結構あります。

以前は中山で行われていたので、余計にクラシックとの結びつきが弱く
メンバーが集まらないGIでしたが、2年前より阪神開催になり
中山開催時代よりもメンバーが集まるようになってきました。

それゆえ阪神開催でのデータは少なく
それだけで傾向を掴むのは難しいのですが
馬券のヒントを掴むために、中山開催時代の傾向を振り返って
今回のレースに繋がるレースを見つけていきましょう。

阪神開催も含めた過去10年の主なステップレースは2つ

単回収 複回収 複勝率 頭数
京王杯2歳S 58% 90% 24.0% 25頭
東スポ杯2歳S 89% 64% 35.3% 17頭

上記となっています。

率でいうと東スポ杯の方が繋がりは深いので
こちらから傾向を見ていきましょう。

中山開催は前にいる馬が有利なコース形態だったので
距離の長い東スポ杯出走組は先行脚質が有利でした。

前走4角9番手以上という条件で絞ると

(単回収108%、複回収77% 複勝率42.9%) 14頭
と数値が上がります。

阪神の開催に置き換えると脚質はそれほど気にする必要はありませんが
長い距離で後方から競馬をした馬は、本番ではもっと位置取りを下げてくる
可能性があるので、その点は注意が必要です。

あとは地力面です。

前走5番人気以内という条件を加えると

(単回収138%、複回収99% 複勝率54.5%) 11頭

前走2番人気以内という条件を加えると

(単回収253%、複回収136% 複勝率83.3%) 6頭

存在感が薄かったとはいえ、2歳唯一のGIなので
やはり強い馬、能力の高い馬がそのまま活躍する傾向にあります。

この点は阪神でのレースにも共通していると言えるでしょう。

次に京王杯組を見てみましょう。

東スポ杯とは対照的にこちらは距離延長で臨むレース
前々で粘り込むタイプの馬はメンバー強化+延長への距離不安で
苦戦傾向にあるので、差し馬の方が好成績を残しています。

前走上がり3F5位以内という条件で絞ってみると

(単回収91%、複回収140% 複勝率37.5%) 16頭
となります。

6位以下は9頭いて馬券絡み0頭となっています。

阪神マイルは中山マイルよりも差し脚が重要になる舞台
この傾向はそのまま鵜呑みしたいですね。

そして、地力面も考慮します。

前走3着以内という条件を加えると

(単回収146%、複回収225% 複勝率60%) 10頭

となり、高い回収率を見せています。

こちらは4着以下は6頭いて馬券絡み0頭と
成績を出せていない馬は苦戦傾向

東スポ杯も京王杯も能力評価は必要だという事ですね。

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