今週から2歳重賞が始まります。
私は常に2歳重賞は馬券を買うべきではないと言っていますが
函館2歳ステークスではどんな馬が好走をしているのか?
新馬戦のデータを紐解いていき
傾向だけはつかんでいきたいと思います。
函館2歳ステークスに挑む
主な臨戦経由は3つです。
単回収 複回収 複勝率 頭数
新馬 81% 88% 30.3% 66頭
ラベンダー賞 82% 80% 33.3% 18頭
未勝利 0% 65% 11.8% 17頭
この3つになる訳ですが
当然、未勝利勝ちは成績が悪いです。/strong>
この時期の2歳戦は素質だけで走る馬がほとんどで
その新馬で負けた馬はやはり素質が劣るという事ですね。
ラベンダー賞はオープンレースなので、
格式は高いのですが、成績は新馬戦経由と大差がありません。
なぜこのような現象になるかというと
本当に素質のある馬は新馬と函館2歳ステークスの間に
レースを使わないからです。
レースを使って無理に消耗させても将来いいことがなく
ラベンダー賞に出走している時点で素質としては一歩劣ると判断できます。
それでも1戦のキャリアを積み重ねた分はアドバンテージとなるので
互角の成績となっている訳です。
新馬戦経由の馬についてですが初戦で函館を使っている馬が多いので
函館経由の馬に絞って好走のヒントをつかんでいきましょう。
初戦を函館で迎えた馬は
(単回収108%、複回収74% 複勝率30.4%) 46頭
となっています。
ここで好走の条件となるのは上がりの脚です。
新馬戦はスピードの違いで前に行き、
まともなレースをせずにスピード任せに逃げ切ってしまう
というレースをする馬が多くいます。
そうではなくしっかりと道中に気持ちを制御して
最後の脚を溜めるようなしっかりとしたレースが出来る馬は
新馬戦を勝ち上がったレベルの高いメンツが集まった中でも
好走する確率が高くなります。
前走上がり3F1,2位の条件で抽出してみると
(単回収131%、複回収93% 複勝率37.1%) 35頭
となります。
そして、好走の条件として忘れてはいけないのが
函館2歳ステークスが開催最終週で行われるという点
馬場が荒れてくるので、内を通る馬は不利になり
脚を溜めて、外を差してくる馬が好走しやすくなります。
函館2歳S時の枠順6~8枠の馬
(単回収251%、複回収128% 複勝率53.3%) 15頭
となります。
いくつかポイントを挙げましたので
馬券を買いたいという方は参考にして下さい。
私としては馬券を買うことをオススメしません。
以上です。