【競馬データ検証】1番人気馬からの馬連・馬単の回収率と馬券効率を分析

【競馬データ検証】1番人気馬からの馬連・馬単の回収率と馬券効率を分析

今回は圧倒的1番人気のいるレースにおける馬連・馬単の馬券効率と回収率を徹底的に分析します。

結論から言います。

1番人気から馬単1着付けを買うのは「愚策」です。
回収率を上げたいなら馬単2着付け、これ一択です。

ここからは馬単2着付けを勧める理由について、過去の実績を用いて解説します。

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断然人気馬の勝率と連対率から導かれる真実

2024年1月~10月のデータを検証しました。
※対象は単勝オッズ1.5~1.9倍の断然人気馬。

  • 勝率:46.4%
  • 連対率:72.5%

つまりこういうことです。

2着以内に入る確率は1着に入る確率の1.56倍
逆に言えば、1着になる確率は連対する確率の0.64倍しかないということ。

これを理解せずに馬単1着付けを買う人は、知らずに損する買い方をしているのです。

実例1:京成杯オータムハンデ

ここで、1つ実例を用いてオッズの動きを説明します。

最初に例に出すのは2024年9月に行われた京成杯オータムハンデ。

このレースでは1着アスコリピチェーノ、2着タイムトゥヘヴンでの決着となりましたが、単勝・馬連・馬単オッズは以下の通り。

  • 1着:アスコリピチェーノ(1番人気 1.5倍)
  • 2着:タイムトゥヘヴン(14番人気161.8倍)

オッズは以下の通りでした。

  1. 馬連:137.4倍
  2. 馬単(アスコリピチェーノ → タイムトゥヘヴン):156.9倍
  3. 馬単(タイムトゥヘヴン → アスコリピチェーノ):570.8倍

馬連と馬単1着付けの倍率差はたった1.14倍。
必要な1.56倍には届いていません。

完全に期待値割れです。

一方で、2着付けなら3.64倍もの差。
確率差を大幅に上回っており、こちらが明確に得なのです。

京成杯オータムハンデはアスコリピチェーノが断然人気で、タイムトゥヘヴンとはオッズ差が大きかっただけではないか?

そう思う方もいるので、もう1つ実例を出します。

実例2:プロキオンステークス

実例の2つ目は2024年7月に行われたプロキオンステークス。

このレースでは1着ヤマニンウルス、2着スレイマンでの決着となりましたが、単勝・馬連・馬単オッズは以下の通り。

  • 1着:ヤマニンウルス(1番人気 1.7倍)
  • 2着:スレイマン(3番人気5.8倍)

オッズは以下。

  1. 馬連:7.1倍
  2. 馬単(ヤマニンウルス → スレイマン):8.0倍
  3. 馬単(スレイマン → ヤマニンウルス):22.0倍

ここでも答えは同じです。
馬単1着付けの倍率差は1.13倍しかない

結果的にヤマニンウルスが1着になりましたが、必要な水準を大きく下回っており、買えば買うほど損をする構造に。
しかし2着付けは2.75倍。確率差を十分に超えており、期待値が明確にプラスとなります。


勝つなら馬単2着付が基本

なぜこのような歪みが生じるのか?理由は明白です。

大多数のファンが「1番人気の勝利」に飛びつくから。

需要が集中すればオッズは下がり、効率は必ず落ちます。
その逆、2着付けはほとんどの人が買わないため、オッズが跳ね上がる。
ここにこそ勝者の立ち位置があるのです。

「的中率が高い方が安心」と思った瞬間に負けです。

競馬は確率と回収率のゲーム。
的中率を下げても期待値を取る人間だけが勝ち続ける
この事実を理解できるかどうかで、馬券の結果は大きく変わります。

次に断然人気馬が出走するレースに出会ったとき、決して「馬単1着付け」に飛びついてはいけません。
迷わず2着付けを狙うべきです。

もし1着付けも抑えたいのであれば、馬連をベースとして、馬単2着付をボーナスとして買い目に加える。

これが、長期的に勝ち続けるための唯一の答えです。

是非、買い方の参考にしてください。

この記事の監修者

ギャンラブ管理人モト

芸能人の競馬予想ブログ管理人 MOTO

新卒で大手新聞社に就職し、スポーツ紙(主に競輪・競艇)の取材や編集に従事。その後、独立してネットメディアを設立し現在に至る。ギャンブルの現場に精通した視点から、競馬の面白さとエンタメ性を伝えるブログを作成。

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