競馬というゲームは馬券の買い方で大きく収支が変わります。
理論上期待値が同じでもリターンが違うことがあります。
例えば、複勝と3連複1頭軸総流しは理論上期待値が同じです。
ですが、相手次第では配当が全く変わってきます。
2015年のヴィクトリアマイルを見てみると…。
このレースは18頭立てのレースだったので
3連複1頭軸総流し(816点)を100円ずつ買うことと
複勝81,600円は同じ期待値になる訳です。
ですが…
勝ったストレイトガールの複勝は4.9倍で払い戻しは 399,840円
しかし3連複では 2,860,480円 の払い戻し
3連複は複勝を購入するよりも7倍の配当がついています。
今度は2015皐月賞を見てみましょう。
このレースは15頭立てのレースだったので
3連複1頭軸総流し(455点)を100円ずつ買うことと
複勝45,500円は同じ期待値になる訳です。
勝ったストレイトガールの複勝は1.9倍で払い戻しは 86,450円
しかし3連複では 3,110円 の払い戻し
3連複は複勝を購入した時の27分の1の配当となっています。
このように長期的に見て同じ馬券でもリターンが変わるところが
競馬というゲームの面白さの一つだと言えます。
ここで本題に入ります。
貴方は3連複2頭軸全通りとワイド1点ならどちらを選びますか?
私はこの2択なら 『3連複2頭軸全通り』 を選びます。
それはなぜかというと
「控除率の壁を超えられるのは穴が出たとき」
だと考えているからです。
複勝やワイドといった馬券は的中しやすいという特性があるので
ライバルとなる他の馬券購入者と差をつけることが出来ません。
他の馬券購入者と差をつけるなら多くの人が外れる馬券しかないのです。
当然、全通りは儲けがない場合もあります。
ですが、オッズが跳ねた時の破壊力で補てんできると考えています。
競馬で勝つという事を考えるのであれば
ライバルに差をつけるという点に重きを置いては考えた方が上手くいきます。
ただ私の場合、全通りは買いません。
3連複2頭軸全通りとワイド1点は長期的には期待値が同じなので
全通りから馬を切っていく事で
3連複2頭軸流し > ワイド1点
この不等号を出来る限り強くしていく事に注力しています。
今回は馬券の買い方について話をしましたが
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