2017年にデビューする種牡馬について
どのような特徴を持つ産駒が誕生するのか
現役時代の成績から分析・予想して話しています。
オルフェーヴルやロードカナロアなど歴史的名馬が揃う注目の2017年世代
改めて新種牡馬となる馬がどんな馬だったのかを振り返りながら
有力とされている種牡馬を一覧形式で見てみましょう。
2017年以前にデビューしている種牡馬をみたい場合は
以下をクリックして好きな種牡馬を選択して下さい。
→ リーディング上位から新種牡馬まで種牡馬の特徴を徹底分析(工事中)
オルフェーヴル
父 ステイゴールド
母 オリエンタルアート (母父 メジロマックイーン)
21戦12勝
主な勝鞍
有馬記念(2011・2013)、皐月賞、日本ダービー、菊花賞、宝塚記念、凱旋門賞2着(2012・2013)
ファンの間ではディープインパクト以上では無いかと言われる
日本競馬史上最強候補の馬
ステイゴールドから引き継いだ闘争心とパワー
母父メジロマックイーンから受け継いだスタミナを武器に
数々のGIで強豪をなぎ倒してきた。
スピード・瞬発力に優れ、気性も従順だったディープインパクトとは真逆で
やんちゃで暴走することも見受けられた個性派だった。
能力の絶対値が高いので、その能力が産駒に引き継がれれば
優秀な子供が生まれるだろうが、問題となっていた気性面が
どう引き継がれるかで種牡馬としての成績は変わってきそう。
ロードカナロア
父 キングカメハメハ
母 レディブラッサム (母父 ストームキャット)
19戦13勝
主な勝鞍
香港スプリント(2012・2013)、スプリンターズステークス(2012・2013)、安田記念、高松宮記念
日本競馬史上最強のスプリンター
13勝、2着5回、3着1回と自身のキャリアで一度も馬券圏内を外したことがなく
東京、中山、阪神、京都、中京、香港とどの競馬場にも対応したオールラウンダー
絶対能力の高さに加えて、前向きな気性とマイル戦でもしっかりと対応する
従順な気性を持ち合わせており、産駒もコンスタントに活躍する事が期待される。
血統面で言うと、ロードカナロア自身にサンデー系の血が入っていないため
優良な繁殖牝馬にも恵まれそうで、キングカメハメハ以上に種牡馬として活躍できる可能性は十分にある
エイシンフラッシュ
父 キングズベスト
母 ムーンレディ (母父 プレティニ)
27戦6勝
主な勝鞍
日本ダービー、天皇賞・秋、毎日王冠、京成杯
キングカメハメハの父であるキングマンボを祖父に持ち
東京コースのような広いコースを得意としていた馬
成績にはムラがあり、人気で凡走して人気薄で好走するという
気分屋の面があったので、そのあたりが産駒にどう伝わるかで
この馬の種牡馬としての成績が大きく変わってきそう。
ただ、エイシンフラッシュもロードカナロア同様、
サンデー系の血が入っていないので、優良な繁殖牝馬を迎えられるメリットがあり
リーディングトップ10には顔を出してくるのではないかと思われる期待の種牡馬
ロジユニヴァース
父 ネオユニヴァース
母 アコースティクス (母父 ケープクロス)
10戦5勝
主な勝鞍
日本ダービー、弥生賞、ラジオNIKKEI賞、札幌2歳ステークス
土砂降りで不良馬場となった日本ダービーで
圧巻の走りを見せた特殊馬場巧者
低レベルの世代と言われたダービー馬で
古馬になったからの成績を見ても
能力の絶対値は高くない点から芝の一線級で活躍するのは難しそう。
非根幹距離や天候が悪化しての特殊馬場などで
穴を開けるような意外性のある産駒が誕生してきそうで
スピード勝負にならないダート戦などでも活躍するかもしれない。
ローズキングダム
父 キングカメハメハ
母 ローズバド (母父 サンデーサイレンス)
25戦6勝
主な勝鞍
ジャパンカップ、朝日杯フューチュリティステークス、神戸新聞杯、京都大賞典
ジャパンカップ勝ち(1着入線ブエナビスタの降着により繰り上がり)
日本ダービー2着があるように広々としたコースで力を発揮する馬で
小回りや立ち回り勝負が苦手な不器用な馬だった。
また2歳、3歳、4歳と年齢を重ねる毎に
どんどんパフォーマンスを落としていった典型的な早熟馬だったので
産駒も早熟傾向となりそう。
突き抜けた能力が無い割に地力勝負となる舞台が得意であることと
父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスという
日本の主流血統の結晶であるため繁殖牝馬の融通が利かない点からも
種牡馬として成功する道は険しいものとなりそうだ。
エスポワールシチー
父 ゴールドアリュール
母 エミネントシチー (母父 ブライアンズタイム)
40戦17勝
主な勝鞍
フェブラリーS、ジャパンカップダート、JBCスプリント、南部杯、かしわ記念
ダート界で一時代を築いた王者
スピードと前向きな気性・闘争心を持ち合わせていた馬で
中央・地方合わせて9個のGIを勝った。
ダートレースでの絶対能力の高さは認めるところではあるが
歴代のダート王者を見てみると、種牡馬として活躍出来ているのは
ゴールドアリュールやアドマイヤドンなど芝のGIで実績を残した馬ばかり
芝では未勝利勝ちしかないエスポワールシチーが
種牡馬として活躍できる可能性は低そうだ。
ストロングリターン
父 シンボリクリスエス
母 コーンアウト (母父 スマートストライク)
21戦7勝
主な勝鞍
安田記念、京王杯スプリングカップ
安田記念を勝利したようにマイル路線で活躍をした馬
強烈な末脚を持っているわけではないが
堅実に脚を伸ばして上位に食い込んでくる馬だったので
産駒全体としてのスケール感が小さくなる懸念はある。
外国産 ~現役時代日本で走っていない馬~
へニーヒューズ
ノヴェリスト
ハードスパン
モンテロッソ