佐賀競馬場ダート2000mの特徴と傾向まとめ【佐賀記念など】

佐賀競馬場ダート2000mの特徴と傾向まとめ【佐賀記念など】

佐賀競馬場のダート2000mは、正面スタンド前の4コーナー奥からスタート

最初のコーナーまでの距離は約400mあり、序盤からポジション争いが落ち着きやすいのが特徴です。
1周1100mの小回りコースを約1周半する長距離戦で、持久力と立ち回りの両方が問われる舞台です。

佐賀競馬場(右回り)ダートコース

佐賀競馬場(右回り)ダートコース解説

(佐賀競馬公式ページより引用)

小回りのダートコースを1周半回るコース。

コーナーワーク+先行力という器用さに加えて、スタミナが求められる舞台。直線は200m弱と短いため、差し・追込馬には厳しいコースです。


📌 枠順傾向

佐賀競馬場ダート2000m枠順別(馬番別)成績

(2022~2024年データ、オッズパークデータ検索より引用)

母数が少ないために数値のばらつきはありますが、ロスなくコーナーを回るメリットと内で砂を被されるデメリットが相殺される形で、枠順の有利不利はほぼなし

全体の数値を見ると、外枠が若干優勢。揉まれにくい分のプラスが上回っています。


🏃 展開・脚質の傾向

  • 逃げ:勝率22%、複勝率52%
  • 先行:勝率20%、複勝率47%
  • 差し:勝率10%、複勝率25%
  • 追込:勝率3%、複勝率9%

先行馬が最も安定して好走
逃げ切りもあるが2000mではスタミナ消耗が大きく、差し馬も届くケースが1400mよりは多い。

ただし、直線が短い佐賀の構造上、中団より後ろからでは厳しい。差し馬は3コーナー前から動く必要がある。


⭐ 人気傾向

佐賀競馬場ダート2000m人気別成績

(2022~2024年データ、オッズパークデータ検索より引用)

  • 1番人気の勝率は33%、連対率52%、複勝率74%
  • 2~4番人気の信頼度も高い
  • 7番人気以降は勝ち鞍0。中穴馬の激走はあるが、大穴馬は活躍できない

上位人気が強いコース。大荒れは少なく、堅めの決着が多い。


🧬 血統(種牡馬)傾向

  • 地方ダート中長距離で実績のある血統(シニスターミニスター、ホッコータルマエ、コパノリッキーなど)が好走
  • スピードよりもスタミナ持続型の産駒に注目

👤 騎手傾向

  • リーディング上位騎手(山口勲、飛田愛斗、山田義貴)が安定
  • 2000mを意識したペース配分ができる騎手が好成績

📋 傾向まとめ(表)

項目 傾向・ポイント
枠順 大きな差はなくフラット
展開 先行有利。逃げ馬は過信禁物
人気 上位人気の信頼度が高い。波乱は少なめ
血統 シニスターミニスター、ホッコータルマエ、コパノリッキーに注目
騎手 長距離でペースを作れる実力騎手

💡 攻略ポイント

  • 基本は先行馬を重視
  • 直線が短いので、後方一気より中団から押し上げるタイプ
  • 血統ではスタミナ持続型の地方ダート血統に注目



この記事の監修者

ギャンラブ管理人モト

芸能人の競馬予想ブログ管理人 MOTO(本岡秀幸)

1975年6月3日生まれ。早稲田大学卒業。

新卒で大手新聞社に就職し、スポーツ紙(主に競輪・競艇)の取材や編集に従事。その後、独立してネットメディアを設立し現在に至る。ギャンブルの現場に精通した視点から、競馬の面白さとエンタメ性を伝えるブログを作成。

著書『芸能人の競馬予想から考える本命馬』を出版予定。

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