キングカメハメハ産駒の特徴分析|長距離適性など徹底的に調査

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キングカメハメハ産駒を様々な角度から分析し、
産駒の特徴や長距離適性やどの競馬場が一番得意なのか

またどういった条件だと強く、どういった条件だと弱いのか、を徹底的に分析しています。

 

現在競馬界と切っても切れない存在

それは「キングカメハメハ産駒」です。

 

ここ数年サンデーサイレンス系の種牡馬がリーディング上位を独占する中で、唯一気を吐いている
非サンデー系種牡馬がキングカメハメハです。

キングカメハメハの最大のメリットは能力の高いサンデー系と配合が出来るという点です。

 

過去に活躍した馬とその母馬、母父馬を照らしてみると

ラブリーデイ    母ポップコーンジャズ  母父 ダンスインザダーク
ローズキングダム  母ローズバド      母父 サンデーサイレンス
ドゥラメンテ    母アドマイヤグルーヴ  母父 サンデーサイレンス
トゥザグローリー  母トゥザヴィクトリー  母父 サンデーサイレンス
ベルシャザール   母マルカキャンディ   母父 サンデーサイレンス
ソリタリーキング  母スカーレットレディ  母父 サンデーサイレンス
トゥザワールド   母トゥザヴィクトリー  母父 サンデーサイレンス
ディアデラマドレ  母ディアデラノビア   母父 サンデーサイレンス
コディーノ     母ハッピーパス     母父 サンデーサイレンス
エアスピネル    母エアメサイア     母父 サンデーサイレンス
リオンディーズ   母シーザリオ      母父 スペシャルウィーク

と母父サンデーサイレンス、もしくはサンデーサイレンスの子供の名前がズラリと並びます。

しかも母親の名前を見てみると、少しキャリアのある競馬ファンなら現役時代を知っている
名馬ばかりです。

 

これだけの名馬たちと配合している訳ですから、
キングカメハメハ産駒が活躍しているのは納得なのですが、産駒の特徴は意外と知られていません。

例えば、

ディープインパクト産駒なら「スピード」「瞬発力」
ダイワメジャー産駒なら「パワー」「スピード」
ハーツクライ産駒なら「スタミナ」
ステイゴールド産駒なら「パワー」「スタミナ」

とサンデー系の種牡馬は戦績からわかりやすい特徴を持っていますが
キングカメハメハ産駒の特徴は果たして何でしょうか?

 

ここではキングカメハメハ産駒を様々な角度から分析し、キンカメ産駒の光と影の部分
つまり、どういった条件だと強く、どういった条件だと弱いのか、を徹底的に分析しています。

今まで

「キンカメ産駒の特徴がよく分からないからとりあえず買っておこう」
「条件変わりだけど、今回対応できるのかどうかよく分からないな」

というような苦手意識を持っている人には是非読んで頂き、
今後の予想に役立てて貰えたらと思います。

ここではキングカメハメハ産駒を徹底分析するため
過去のデータを数多く利用しています。

データに関しては、競馬予想の実践として使えるように古すぎないデータを使用していますが
新しすぎるデータだと母数が少なく、データとしての信頼性に欠けるので
「2014年1月1日~2016年6月30日」のデータを使用しています。

ここで出てくるデータは全て上記の期間で抽出したものですので、ご了承下さい。
 

 

リーディング上位種牡馬、新種牡馬など
種牡馬全体の評価・分析はこちらのページに載せていますので
以下をクリックして確認して下さい。

リーディング上位種牡馬、新種牡馬などJRA種牡馬の特徴はコチラ

 

 

オールラウンダーのキングカメハメハ産駒

ここからいよいよ本題に入ります。

最初はキングカメハメハ産駒の基本的な知識について話をしていきたいと思います。

ここ数年リーディングサイアーの順位を見てみると

1位ディープインパクト、2位キングカメハメハ

という順位が定着している通り、怪物ディープインパクトには劣るものの
他のサンデー種牡馬を抑えて毎年好成績を収めています。

これほどまでに好成績を収めているのは、キングカメハメハ産駒が芝でもダートでも
走っているからに他なりません。

まずはキングカメハメハ産駒全体の成績を見てみましょう。

 

 

ディープインパクト産駒の全体成績が単勝回収率69%、複勝回収率75%ですから
ディープと同等、もしくはそれ以上に優秀な成績を収めている事が分かります。

そして、勝率、連対率、複勝率を見てみると芝とダートはほとんど変わらない
成績を残している事が分かります。

ちなみに単勝50倍以下の馬でデータを集計するともう少しいい数値になります。

 

 

毎年リーディング2位となっている馬の単複回収率が
これだけ高い数値を残しているのは

「キンカメ産駒に強い印象がない」

という事が原因です。

 

名門の厩舎やリーディング上位騎手の馬はレースに出てくるだけで毎回人気になります。
そして、ディープインパクト産駒も出てくるだけで人気になります。

それは厩舎や騎手、種牡馬に強い印象を持っているからです。

強く印象に残っているから出てきたら買っておかないとまずいな
という結論になるわけです。

 

しかし、キングカメハメハ産駒は良い成績を残している割には人気が先行しません。

芝でも走るし、ダートでも走る。
そして、馬券でも買えるキングカメハメハ産駒は
まさにオールラウンダーの種牡馬であるといえるでしょう。

「キングカメハメハ産駒はお買い得な種牡馬である」

という事を最初に抑えておきましょう。

 

キングカメハメハ産駒の基本特性

前章では、キングカメハメハ産駒の全体評について話をしましたが
ここではキングカメハメハ産駒が持っている基本的な適性について
お話をしていきたいと思います。

 

1.成長力があり、長い期間活躍できる

競走馬の成長過程として「早熟」「平均」「晩成」とタイプが分かれていますが
キングカメハメハ産駒は「平均」~「晩成」タイプにあたります。

最初に年齢別の成績(全体、芝、ダート)を見て下さい。

 

 

芝の成績を見てみると5歳までほぼ同等の活躍を見せているだけでなく
一番高い回収率を記録しています。

通常、競走馬のピークは4歳とされていますが
全体としては2,3歳の方が勝率・連対率・複勝率が良い傾向にある中で
キングカメハメハ産駒は4,5歳の率が高いという事はキンカメ産駒の成長力と
能力の持続性を表しています。

 

余談ですが、ディープインパクト産駒などは分かりやすく
「2歳>3歳>4歳>5歳」と成績分布がなされており
典型的な早熟タイプだといえます。

 

2.1200m以外は万能にこなし、芝・ダート共に長距離戦が強い

キングカメハメハ産駒が目立たない一つの理由が「距離適性の不明確さ」です。

歴代最強スプリンターと言われるロードカナロアがいる一方
中長距離で世代トップに君臨したドゥラメンテ
ダートGI勝利の記録を作ったホッコータルマエ
など、それぞれのジャンルで活躍馬を出しているので
どの分野が強いのかが分かりません。

ここで改めて距離別成績を見てみましょう。

 

どの距離でも満遍なく活躍していますが、唯一スプリント戦だけ弱さを見せています。
ロードカナロアを輩出していますが、スプリント戦は弱いという事を覚えておきましょう。

また、2500m以上の長距離戦も好成績を収めています。
加えて非根幹距離の成績も良く、キングカメハメハの持っているスタミナが
このような成績分布を生んでいると言えます。

 

次にダートでの距離別成績を見てみましょう。

 

こちらも長距離戦の方が強さを見せています。
上のデータには載せていませんが、東京ダート2100mでのキングカメハメハ産駒も
優秀な成績を残しており、まさに「スタミナのキンカメ」という格言がピッタリです。

 

3.芝・ダート共に極端に馬場が悪くなってくると成績が悪化

キングカメハメハ産駒の芝・ダートでの馬場成績を見てみると

 

 

芝・ダート共に不良馬場になると複勝率が10%台、
複勝回収率が50%未満と極端な落ち込みを見せます。

キングカメハメハ産駒はスタミナ豊富な馬が多いので、馬場が悪くなっても
こなせる下地は持っているのですが、不良馬場になった時に成績が落ちてしまうという事は

「勝負根性を持っている馬が少ない」

という事を表しています。

 

芝の場合は重馬場での複勝率こそ悪くないものの、単複の回収率が悪くなってしまう事を
踏まえると期待に応えられていない、つまり重馬場も苦手であると判断できます。

体力が豊富で心肺機能などのタフさは持ち合わせていますが
精神面・気持ちのタフさには欠けているという事が分かります。

 

4.重賞で活躍する大物は輩出するが、条件戦の方がより強い。

冒頭で話をしたようにキンカメ産駒はサンデーサイレンス系の良血馬との
子供を設けることが多いので、大物を輩出することがしばしばあります。

しかし、種牡馬キングカメハメハ自身の特徴としては
コンスタントに一定の能力を持った馬を輩出する事の方が多いと言えます。

 

クラス別の成績を見て下さい。

 

複勝率と複勝回収率のバランスがいいのは「500万条件」と「1000万条件」です。

そして「1600万条件」と「オープン特別」の成績が少し落ちて
重賞で成績を上げていくという傾向にあります。

つまり、能力が高いエリート集団と能力の低い平凡馬の両極端なタイプを出している
という事がキングカメハメハ産駒の特徴です。

 

上のクラス別成績については単勝50倍以下の馬に限定すると
重賞での成績が上がります。

エリート集団は重賞でも優秀な成績を収めているという事の裏付けになります。

 

今度はダートでのクラス別成績を見てみましょう。

 

ダートについてはオープンクラス以上になると、成績がガクンと落ちており
大物は輩出できていない事がわかります。

なぜ、このような成績分布になっているのかというと
母系にダートが得意な馬が少ないからです。

 

キングカメハメハ産駒の大物はほとんどがサンデー系の良血馬との掛け合わせたものです。

サンデー系の活躍馬はほとんどが芝で活躍した馬
ダートで大きく活躍した馬は少ない為、どうしてもダートについては
飛び抜けて能力が高い馬は出しづらいという側面があります。

これは単勝50倍以下の馬でデータを取っても同じ傾向になります。
逆に500万~1600万条件の馬の成績がより良くなるという結果が出ているので
平均して条件戦クラスの能力馬が生まれている事が分かります。

ダートでは大物が少ないという事も覚えておきましょう。

 

5.スタミナが求められる競馬場に強く、スピード・機動力が求められると脆い

先ほどから何度も話をしていますが、キングカメハメハ産駒の
もっとも特徴的な能力は「スタミナ」です。

ですので、その能力を存分に発揮できる舞台の方が成績は良い訳です。

スタミナが一番発揮できる舞台は「中京競馬場」です。

中京競馬場はどこを走っていても緩やかな上りと下りがある上に
直線で急坂のある特殊コースなだけにキンカメ産駒が最も得意としています。

 

競馬場別の成績を見てみましょう。

 

阪神競馬場の相性の良さも目を引きます。

一方、函館・福島・小倉など立ち回り勝負になる競馬場では複勝率・複勝回収率共に
数値が悪く、苦戦をしている事が分かります。

また、スピードと瞬発力勝負になりやすい東京・京都も苦戦傾向ですね。

単勝50倍以下の馬でデータを取り直すと全体の数値こそ平均化されますが、
中京・阪神が好成績である事は変わりません。

 

キングカメハメハ産駒の持っている能力は

「 スタミナ > パワー > スピード 」

となっている事がこのデータから分かりますね。

 

次にダートでの競馬場別成績を見てみましょう。

 

ダートになると東京、中山、京都での成績が良くなってきます。

芝と違ってダート戦はスピードや瞬発力を活かすようなコースはありません。
ですので、芝でスピード勝負となっているような競馬場の方が
ほどよいスタミナを求められて好成績となります。

逆に芝で成績の良かった、阪神、中京の成績が悪くなっています。

純然たるダート血統ではない為にタフなダートの条件になると
少し分が悪くなっていることが分かります。

 

6.適度な間隔で出走すると力を発揮する

キングカメハメハ産駒の武器はスタミナですが、このスタミナを発揮するには
コンスタントにレースを使っている方が必要条件となります。

会社や学校などでも経験があるかと思いますが、年末年始休暇やゴールデンウィークなど
長い休みを経て、出勤した時は怠くて体力がなくなっています。
逆に1週間くらい経った方が体は動くようになっていますよね。

 

これと同じ事がキングカメハメハ産駒にも起こっています。

前走からの出走間隔別成績を見てみましょう。

 

芝では中2週、中3週で好成績を残している事が分かります。
休み明けでも目を引くほど成績が悪くなるわけではありませんが
レースを使いながら適度な間隔で出走している方が、
好走率も回収率も高い事が分かります。

キングカメハメハ産駒が最も力を発揮するのは中2週、中3週である
という事を覚えておきましょう。

 

ダートの方の成績も確認してみます。

 

こちらも中1週~中3週からの出走が好成績となっています。

ダートの方がよりパワーとスタミナを要するので、間隔をあけた際の成績は
芝と比べると少し落ちますが、傾向としては芝と同じである

という事ですね。

ちなみに単勝50倍以下の馬に限定すると
芝・ダート共に連闘、中1週の成績が悪くなります。

人気馬、特に近走好走した馬については
体力の回復させるレース間隔で出走させないとデメリットにもなりうる
という事ですね。

 

7.集中力のない馬など気性的な難点を抱えている馬が多い

現役時代のキングカメハメハはどのレースでも自分の力を発揮する
優等生でしたが、産駒は毎回力を発揮しないタイプの方が多いです。

毎回力を発揮できないという事は気性面で問題を抱えているという事です。

 

ここでブリンカー着用時における成績を見てみましょう。

 

着用していない時の方が率としての成績は良くなるのですが、
ブリンカーを着用すると回収率が上がります。

特にブリンカー着用を止めた馬の成績の低さは特注レベルです。

キングカメハメハ産駒におけるブリンカーの有効性を確認すると同時に
産駒が持っている気性面の危うさについてもしっかりと認識しておく必要があります。

 

ちなみにダートでも同じ傾向を見せています。

 

ダート戦では砂を被るので、よけいに気性が成績に繋がっていきますね。

 

 

まとめ

 

キングカメハメハ産駒は…

・成長力があり、長い期間活躍できる

・1200m以外は万能にこなし、芝・ダート共に長距離戦が強い

・芝・ダート共に極端に馬場が悪くなってくると成績が悪化

・重賞で活躍する大物は輩出するが、条件戦の方がより強い

・スタミナが求められる競馬場に強く、スピード・機動力が求められると脆い

・適度な間隔で出走すると力を発揮する

・集中力のない馬など気性的な難点を抱えている馬が多い

 

 

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