【スワーヴリチャード初年度産駒成績から見る特徴分析】重馬場は得意?距離適性は?牝馬は走る?
2023.12.26投稿
2023年より産駒がデビューしたスワーヴリチャード産駒について
牡馬と牝馬どっちが走るのか?
長距離が得意なのか?短距離が得意なのか?
重馬場(道悪)は得意なのか?苦手なのか?
などなど成績を見ていきながら能力を分析していき
スワーヴリチャード産駒の特徴を見ていきたいと思います。
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こんばんは、MOTOです。
ディープインパクトが種牡馬を引退して
これからのサイアーランキングは混沌としてきました。
そんな中で注目されているのが
イクイノックスを輩出したキタサンブラック
デアリングタクトを輩出したエピファネイア
らがその筆頭格ではありますが
2023年からスワーヴリチャードが種牡馬としてデビューしました。
スワーヴリチャードは共同通信杯を勝利すると
日本ダービー2着、アルゼンチン共和国杯1着、金鯱賞1着を経て
大阪杯、ジャパンカップとGIを2勝したハーツクライ産駒
現役時代の成績も血統も派手ではないため
種付数はそれほど多くありませんでしたが
初年度産駒ではパワーホールが札幌2歳ステークス2着と
好成績を残しています。
そんなスワーヴリチャードについて
長距離が得意なのか?短距離が得意なのか?
重馬場(道悪)は得意なのか?苦手なのか?
などなど成績を見ていきながら能力を分析していき
スワーヴリチャード産駒の特徴を見ていきたいと思います。
データを取得期間は2023年6月~2023年12月の
約1年間で取得しております。
他の種牡馬の産駒特徴については以下から確認して下さい。
⇒種牡馬の成績分析一覧|気になる種牡馬の産駒成績を調べてみた
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スワーヴリチャード産駒の特徴について
スワーヴリチャード産駒の全体成績について
まずはスワーヴリチャードの全体成績を見ていきましょう。
【23.16.20.68】
勝率 18.1%、複勝率 46.5%
単勝回収率 170%、複勝回収率 108%
と平均を上回る成績を残しています。
基本的に新種牡馬の成績は総じて平均以上になりますが
期待値としては平均よりもかなり上のレベルになる
という評価が妥当だと言えます。
芝とダートの成績を見てみると
< 芝 >
勝率 17.3%
複勝率 49.1%
単勝回収率 176%
複勝回収率 116%
< ダート >
勝率 23.5%
複勝率 29.4%
単勝回収率 128%
複勝回収率 59%
勝率はダートの方が高いですが、芝の方が成績は優秀
スワーヴリチャードは芝が得意な種牡馬である
という事が示されています。
牝馬の成績を見てみると
< 全体成績 >
勝率 18.1%
複勝率 46.5%
単勝回収率 170%
複勝回収率 108%
< 牝馬成績 >
勝率 13.4%
複勝率 43.3%
単勝回収率 51%
複勝回収率 89%
全てのの数値が、全体成績を下回っています。
これらから
”スワーヴリチャード産駒は牡馬の方が買える”
という事が分かります。
スワーヴリチャード産駒の適性距離について
次にスワーヴリチャード産駒の距離適性を調べるために
産駒の距離別成績を見ていきたいと思います。
1000m~1300m 【4.3.3.14】
1400m~1600m 【8.4.10.29】
1700m~2000m 【11.9.7.25】
複勝率、複勝回収率を見ると
1000m~1300m 複勝率 41.7%、複勝回収率 91%
1400m~1600m 複勝率 43.1%、複勝回収率 90%
1700m~2000m 複勝率 51.9%、複勝回収率 133%
< 最も得意な距離 >
【1700~2000m】
勝率 21.2%
複勝率 51.9%
単勝回収率 310%
複勝回収率 133%
< 最も苦手な距離 >
【1000~1300m】
勝率 16.7%
複勝率 41.7%
単勝回収率 67%
複勝回収率 91%
スワーヴリチャード自身が中長距離馬でしたし
産駒も1700~2000mの成績がひときわ良くなっているので
”中長距離戦の方が強い” という事が分かります。
スワーヴリチャード産駒の道悪適性について
次にスワーヴリチャード産駒の道悪適性を調べるために
産駒の馬場別成績を見ていきたいと思います。
芝・良馬場 【19.12.16.45】
芝・稍重馬場 【0.4.3.7】
芝・重馬場 【0.0.0.4】
芝・不良馬場 【0.0.0.0】
ダート・良馬場 【3.0.1.10】
ダート・稍重馬場 【1.0.0.1】
ダート・重馬場 【0.0.0.1】
ダート・不良馬場 【0.0.0.0】
まだ母数が少ないので、こちらは参考程度になりますが
芝のレースでの道悪でパフォーマンスを下げている
ダートのレースでも道悪でパフォーマンスを下げている
という事が分かります。
まとめ
ここまでスワーヴリチャード産駒の特徴について分析を行っていきました。
全体面:期待値の高い種牡馬である。
性別差:牡馬の成績が良い。
芝・ダート適性:芝の方が得意。
距離適性:中長距離の方が成績が良い。
道悪適性:芝、ダート共にパフォーマンスダウン
このあたりを頭に入れて、馬券を買っていきたいですね。