競馬予想において欠かせない要素の一つといえば「枠順」です。
馬の実力とは全く関係のない枠順ですが、枠順だけで決めるレースは多々あり、高配当を導いてくれる使者ともいえます。
枠順にもマクロとミクロの予想法がありますが
まずは一番大きなくくりでの枠順成績を確認しておきましょう。
最初は芝のレースから
内枠奇数 勝率11.7% 複勝率33.7% 単回収率78.5% 複回収率82.6%
内枠偶数 勝率12.5% 複勝率34.7% 単回収率84.6% 複回収率84.1%
外枠奇数 勝率11.0% 複勝率31.9% 単回収率77.8% 複回収率79.7%
外枠偶数 勝率11.2% 複勝率31.4% 単回収率82.4% 複回収率80.4%
(2005~2012年1~8番人気データ)
後入れの偶数枠の方がいい成績である事も注目すべき点ですが、内枠と外枠で回収率が違う事は一目瞭然で、
芝コースは 内枠偶数 が有利
という事が分かります。
もう一方のダートを見てみましょう。
内枠奇数 勝率11.4% 複勝率33.4% 単回収率79.4% 複回収率80.8%
内枠偶数 勝率12.0% 複勝率34.4% 単回収率79.9% 複回収率82.5%
外枠奇数 勝率11.9% 複勝率33.3% 単回収率78.0% 複回収率79.9%
外枠偶数 勝率12.4% 複勝率34.2% 単回収率89.1% 複回収率83.8%
(2005~2012年1~8番人気データ)
こちらは芝と逆で、外の偶数枠が好成績である事が分かります。
単勝回収率で言えば、10%近く他の枠を引き離しているほど断然で、
馬群にもまれず、砂を被らず、惰性をつけてレースをする馬が
どれだけアドバンテージを持っているか理解できるかと思います。
ダートコースは 外枠偶数 が有利
この2つを頭に入れておきましょう。
そして、次に細かい視点でコースの分析を行います。
先ほど芝のレースは内枠偶数が有利、という話をしましたが
桜花賞が行われる舞台、阪神芝1600mなどは
外枠が絶対的に有利な舞台です。
1枠 勝率5.7% 複勝率15.0% 単回収率51% 複回収率48%
2枠 勝率4.3% 複勝率16.3% 単回収率29% 複回収率49%
7枠 勝率7.7% 複勝率22.6% 単回収率69% 複回収率80%
8枠 勝率9.2% 複勝率25.7% 単回収率87% 複回収率104%
上は内枠(1,2枠)と外枠(7,8枠)の勝率・複勝率・回収率ですが、
見てみるとどれだけ差があるか一目で分かります。
芝のレースは内枠偶数が有利という話をしましたが、
コースによっては逆のパターンもあるという事です。
競馬場別・距離別の枠順別成績は私が作成した
「コース別パーフェクトガイド」に収録されていますので、参考にして下さい。
パーフェクトガイドは『血統スーパーガイドブック』の購入特典として
手に入れる事が出来るので、回収率を更に上げたい方は是非手に入れて下さい。
枠が違うだけで勝率が倍も違うくらい、枠順に差があるコースだと最初から分かっていれば、人気馬が死に枠に入った瞬間本命から外すことが出来ます。
これは馬券を買う上でめちゃくちゃ大きなアドバンテージです。
枠順の情報を活かして回収率の高い予想を展開して下さい。
コメント一覧
阪神1600の件ですが、期間はいつのものかさっぱり分かりません
2008~2012なら1~8人気でも全馬でもまるで違う数値ですし
>ユタカさん
データは2010/01/01~2015/03/15のものです。
KLANというデータサイトに載ってます。
無料なので登録してみて下さい。役に立ちますよ。
間違えました。2005~でも、です