競馬界には一つのジンクスがあります。
そのジンクスとは
「代替競馬は荒れる」
という事
思っていた日にレースが出来なかったから
馬が調子を崩して、レースが荒れるというのが
その理由ですが
”果たしてこのジンクスは本当なのか?”
検証してみましょう。
まずは雪で代替になったのは2014年2月24日の月曜日。
メインレースは共同通信杯でしたが
この日の1~5着の人気は
1R 5,1,12,6,10
2R 3,6,8,4,9
3R 10,6,9,3,2
4R 障害レースの為、除く
5R 1,12,3,8,13
6R 1,6,3,4,2
7R 2,6,11,10,4
8R 3,2,1,8,11
9R 4,5,3,2,1
10R 1,11,7,8,5
11R 1,3,2,7,6
12R 2,1,4,5,3
1番人気 〔4,2,1,4〕 勝率36.3% 3着内率63.6%
2番人気 〔2,1,1,7〕 勝率18.2% 3着内率36.3%
3番人気 〔2,1,3,5〕 勝率18.2% 3着内率54.5%
この日の2番人気は少々不振だったのと10番人気以下が5回絡んでいる点は
気になりますが、常識の範囲にかかる成績だと言えます。
それではもう1日見てみましょう。
次は台風で代替になった2014年10月14日の火曜日
メインレースは京都大賞典でしたが
この日の1~5着の人気は
1R 1,3,7,11,5
2R 2,3,4,7,1
3R 4,1,2,3,6
4R 4,13,8,17,1
5R 2,1,5,4,3
6R 1,4,3,5,6
7R 7,2,9,6,4
8R 1,6,4,3,2
9R 2,1,7,6,4
10R 10,2,1,3,8
11R 3,6,1,4,9
12R 6,1,12,3,4
1番人気 〔2,4,1,5〕 勝率16.6% 3着内率58.3%
2番人気 〔3,2,1,6〕 勝率25.0% 3着内率50.0%
3番人気 〔1,1,1,9〕 勝率 8.3% 3着内率25.0%
この数字だけみるとちょっと低めに見えますが
この日は4番人気が活躍しており 勝率16.6% 3着内率41.6%
と上位人気顔負けの成績を残しており
荒れた結果だったとは言えません。
最後に2014年2月17日の月曜日を確認してみましょう。
メインレースは東京新聞杯でしたが
この日の1~5着の人気は
1R 4,3,6,2,9
2R 7,6,9,3,5
3R 1,4,5,3,2
4R 障害レースが雪の為、中止
5R 7,1,5,3,8
6R 2,1,10,6,11
7R 1,9,8,2,6
8R 2,1,3,13,8
9R 1,8,3,5,2
10R 1,4,3,6,8
11R 8,3,5,1,4
12R 4,1,3,2,12
1番人気 〔4,4,0,3〕 勝率36.3% 3着内率72.2%
2番人気 〔2,0,0,9〕 勝率18.1% 3着内率18.1%
3番人気 〔0,2,4,5〕 勝率 0.0% 3着内率54.5%
この日は1番人気がかなりの好成績を収めています。
2番人気は2勝していますが、馬券圏内という点では不調も
3番人気馬はかなり多く馬券に絡んだと言えます。
12レース(1日)という少ないサンプルでデータを取っているので
当然、数値に波がありますが、人気と着順の相関を見てみると
通常の開催とほぼ変わらない分布をしている事ではわかります。
つまり、代替開催だからと言ってこれといって荒れる訳ではないという事。
馬場が悪ければ、適性を気にする必要がありますが
その日に使うレースを使えなかったという事は
1番人気馬のみならず、全馬に言えること。
色眼鏡でレースを見ないようにしましょう。