世の中に『投資競馬』という言葉があるのを知っていますか?
投資といって真っ先に思いつくのは「株」や「為替」
あたりかなと思いますが、ウィキペディアで調べてみたところ
【投資】将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動
と書いてあります。
つまりギャンブルも投資活動と言えるかもしれません。
ただ、世の中で使われている『投資競馬』という言葉は
「馬券で確実に利益を出していく」
という意味で使われている事が多いように感じます。
果たして馬券で確実に利益を出していくという事が可能なんでしょうか?
ここで一つ過去のニュースを取り上げたいと思います。
ある男性が3年間で約28億7000万円の馬券を購入して
約30億1000万円の配当を得た。
その利益は約1億4000万円
この利益に所得税法違反の疑いがかかり、裁判となって争った。
このニュース、裁判の結果は気になるところですが
問題はそこではなく、3年間で1億4000万円もの利益を出したという点。
馬券は外れてしまうと元金が0円になってしまうギャンブルなのに
約28億円、1年で10億近いお金を投じているという驚愕の事実。
1年で10億使っているという事は
1ヶ月で約8000万円
1ヶ月8週開催とすると1日に1000万円もの
資金を投じているという事になります。
普通に考えれば、ギャンブルとしてまずこの選択はしません。
つまり、彼は競馬で利益を出す何かしらのロジックを知っており
そのロジックに従って愚直にお金を注いだ結果
1億4000万円もの大金を手にしたと考える事が自然です。
世の中にある「投資競馬」という言葉を証明するのに十分な事例だと言えます。
では、どのような方法でお金を増やしていったのでしょうか?
私も彼が具体的にどういうロジックを組んだのかはわかりませんが
ロジックの組み立てからは想像する事が出来ます。
それをお話ししましょう。
馬券の控除率は0.75です。
※ 馬券券種によって差はありますが、ここではわかりやすく一律0.75とします
つまり何十年も単勝全通りを買い続ければ
持っている資金は25%減り、元あったお金の75%になるという事です。
この状態を 期待値 75% と定義します。
この期待値75%という数字は馬券を買う上ではずっと変わらない訳ですが
ある条件を加えると期待値が変化をしていきます。
例えば、単勝配当20倍以下の馬に限定して単勝を全通り買う
とすると
期待値 75% → 期待値 82%
へと上昇します。
更に条件を加えます。
単勝20倍以下で休み明け(9~16週)の馬の単勝を全通り買う
とすると
期待値 82% → 期待値 86%
へと上昇します。
もう一つ条件を加えていきましょう。
単勝20倍以下、休み明け(9~16週)で前走5~9着の馬の
単勝全通りを買う、とすると
期待値 86% → 期待値 92%
へと上昇します。
と、このような形で過去の膨大なレースから統計を取り
回収率が上がるパターンを探す。
そして探したパターンを融合させていく事で
利益を出すロジックを組んだのだと想像出来ます。
これが一般に言われる投資競馬のカラクリです。
そんないい方法があるならみんなやればいいじゃないか
と、思うかも知れませんが
このやり方には3つデメリットがあります。
1つ目は度胸と資金力がないと利益を出せないという事
先に話した1億4000万円利益を出した人の回収率は104.8%
この数字はギャンブルで求める利益からすると非常に低いものです。
仮に毎週2万円ずつ馬券を買ったとして年間100万円使ったとすると
年間の勝ち額は 4万8000円
月に換算すると4000円ですから
お小遣いにすらならない微々たる金額となります。
(負けるよりはよっぽどいいんですが…)
なので、利益を出すには莫大な資金の投入が必要となります。
彼のように毎週2000万円は当然無理として
少なくとも毎週20万円は必要でしょう。
(これで毎月約4万円の利益です)
毎週20万円を使うというのは相当な度胸と資金力が必要です。
統計学での勝負となるので、短いスパンで見れば当然マイナスになる事もあります。
仮に100万円損した状態で、毎週20万ずつ賭けて勝負を続けられるか
というと、一般ではなかなか難しいのではないかと思います。
「投資競馬」の会社が情報を売っているのも上の理由からです。
莫大な資金がないから損しない事は出来ても儲ける事が出来ないんですね。
それなら損しない馬券の買い方として情報を売った方が利益を出せる。
(得しますよ、というような宣伝文句ばかりですが)
こういう考えで運営をしています。
2つ目のデメリットは競馬としての楽しみを味わえない事
投資競馬の特徴として条件に当てはまる馬をデジタルに買う
という事が挙げられます。
上の例で言うと
単勝20倍以下、休み明け(9~16週)で前走5~9着の馬
をひたすらに買う訳ですから、予想はまったく必要ありません。
仮にハープスターが出走してきて、これは絶対来るだろうなぁと
思っていても条件に当てはまらなければ買ってはいけません。
結果としてハープスターが圧勝して、相手も予想した馬が来た。
「普通に予想して買っていれば当たってたよ」
という現象に目をつぶらなくてはいけません。
つまり競馬ではなく、統計学を使った数字のゲームとなり
馬券を使った別のゲームと変わるので
競馬ファンにとっては物足りないモノとなります。
3つ目のデメリットは収支が安定化しないという事。
投資競馬は株式や為替と同じようなデジタルな攻略法なので
短期的に損する事も多々あります。
これは普通に馬券を買っていても同じなんですが
予想というファクターがない分、不安に感じるかもしれません。
例を出すと
1月-5万 2月+8万 3月-2万 4月-4万 5月+3万 ……
みたいな形で年間収支が若干プラスになります。
これらのデメリットに目をつむれるなら
投資競馬をやってもいいかもしれません。
稼ぐという点では不向きですが
統計学を使った数学的なアプローチなので
裏情報みたいなうさんくさい物ではない点は信頼度が高いといえます。
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