今週の重賞は新潟記念
このレースを攻略すべく、過去の臨戦過程別成績から
傾向を掴み、攻略の糸口を掴んでいきたいと思います。
主な前走レース別の成績ですが
単回収 複回収 複勝率 頭数
小倉記念 111% 118% 32.4% 37頭
七夕賞 320% 177% 35.3% 17頭
関屋記念 0% 65% 14.3% 14頭
函館記念 133% 243% 36.4% 11頭
サマー2000シリーズである小倉記念、七夕賞からの
臨戦が多くなっており、成績も良好です。
この2レースを掘り下げていき、好走する馬を探っていきます。
まず、小倉記念ですが
スピードのある馬、溜めての爆発力がある馬が活躍をしています。
前走4角9番手以内という条件で抽出してみると
(単回収126%、複回収156% 複勝率42.3%) 26頭
と、全てにおいて成績が上がっています。
また、スピードに加えて体力・地力を持ち合わせた馬は
当然成績が良くなってきます。
上の条件に460kg以上という条件を加えてみると
(単回収149%、複回収184% 複勝率47.4%) 19頭
と若干ではありますが、成績がアップしていきます。
そして、スピード能力、溜めての爆発力を得意としているのは
サンデーサイレンス系の馬達です。
上記条件に父サンデー系種牡馬という条件を加えると
(単回収185%、複回収240% 複勝率60%) 10頭
複勝率の面からも信頼できる数値になってきます。
ポイントは「溜めての爆発力」ですね。
もう一方の七夕賞経由の馬を見ていきましょう。
こちらは福島で行われるレースですので
今回の舞台である新潟とは真逆の傾向を見せています。
ですので、七夕賞で好走した馬よりも
凡走した馬を狙った方に妙味が出てきます。
前走10着以下という条件で絞っていくと
(単回収1636%、複回収523% 複勝率66.7%) 3頭
穴馬が来ているので回収率はアテになりませんが
3頭該当して2頭来ている点は見逃せません。
これだけでは不十分なので、もう一つ脚質の条件を加えてきます。
前が有利な七夕賞に溜めて差しの利く新潟記念
という特徴があるので、前走4角5番手以下という条件で抽出してみると
(単回収454%、複回収250% 複勝率50%) 12頭
かなり優秀な数字となっています。
ちなみにこの条件に先ほどの前走10着以下を加えると
(単回収2455%、複回収785% 複勝率100%) 2頭
差しタイプの方が好走している事の裏付けが取れます。
また、疲労を残しやすい夏競馬の中で
前走で力を発揮できなかった馬の方が
新潟記念でのパフォーマンスは上がります。
前走4角5番手以下+上がり3F4位以下という条件で絞ると
(単回収908%、複回収401% 複勝率66.7%) 6頭
という成績になります。
力のある馬だったら、七夕賞での着順・レース内容は気にしなくて良いでしょう。
逆に穴馬としてピックアップしておきたいですね。