今週は変則開催となり、日曜日には
シンザン記念、フェアリーステークスと
2つの3歳重賞が行われます。
ここではフェアリーステークスで走る馬を
前走別の成績から分析していきたいと思います。
主な前走別成績を見てみると
単回収 複回収 複勝率 頭数
阪神ジュベナイル 106% 56% 30.8% 13頭
赤松賞 521% 153% 37.5% 8頭
新馬牝 55% 110% 37.5% 8頭
未勝利 0% 94% 20.0% 10頭
一番の注目は最も多い頭数を送りこんでいる
阪神ジュベナイルフィリーズ経由の馬。
最高峰であるGIからの臨戦の割には
成績が振るいませんが、それはなぜでしょうか?
それを紐解いていきたいと思います。
最初に地力面の問題です。
阪神ジュベナイルフィリーズに出走しているとはいえ
人気のない馬はそもそも実績の足りない馬、既に終わった馬が多くおり
そういった馬は好走する事が出来ません。
前走9番人気以内という条件で抽出すると
(単回収139%、複回収74% 複勝率40%) 10頭
と成績が若干上がってきます。
そして、前走9着以内という条件を加えると
(単回収136%、複回収96% 複勝率60%) 5頭
と更に成績が上がります。
要はある程度実力を評価されて、ある程度実績を見せている馬は
かなり高い確率で馬券に絡んでいる事が分かります。
適性面でいうと脚質が挙げられます。
ゆったりとした広いコースで地力勝負となる阪神マイルコースと
トリッキーで器用さ・機動力が必要となる中山マイルコース
阪神で後方にいてゆったりと構える競馬をしていた馬は
中山で好位に取りつくことが難しいので
GIで先行していた馬の方が成績を残せています。
前走4角9番手以内という条件を加えると
(単回収226%、複回収160% 複勝率100%) 3頭
とパーフェクトな成績。
阪神ジュベナイルフィリーズからの臨戦は先行力に注目ですね。
おまけに赤松賞経由の馬のポイントを一つだけお話しておきます。
こちらは阪神JF同様、東京マイルから中山マイルへの舞台替わりで
パワー勝負へ対応できる適性、そして機動力が問われます。
ですので、非サンデー系の種牡馬の方が好成績となります。
サンデー系の種牡馬を除くと
(単回収834%、複回収194% 複勝率40%) 5頭
と強烈な回収率を叩き出します。
フェアリーステークスを予想する上で
中山マイル戦という舞台を強く意識するといいでしょう。
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