前走スプリンターズSは全く走らず!スワンステークスの凡走の秘密

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今週の京都重賞はG2スワンステークスです。

レースの特徴及び出走を予定している馬の評価については
週はじめの動画で解説をしましたが
より深い攻略をするために前走レース別の成績から
好走のヒントを掴んでいきたいと思います。

まず前走レース別の成績を見てみると

     単回収 複回収 複勝率 頭数
スプリンターズS 39% 35% 11.1% 36頭
ポートアイランド 238% 87% 26.7% 15頭
安田記念 25% 169% 50.0% 10頭
セントウルS 0% 243% 33.3% 6頭

となっています。

GIからのダウン戦となるスプリンターズステークス経由組は
多くの馬が出走しているにも関わらず、非常に成績が悪いです。

なぜ、これだけ成績が振るわないのか

探っていきたいと思います。

まず、スプリンターズステークスの前走着順ですが

前走5着以下の馬を見てみると

(単回収52%、複回収47% 複勝率14.8%) 27頭

と成績が上がるのに対して
4着以内に入った馬は9頭存在して馬券絡みはなんと0頭

GIで目一杯に仕上げられて、目一杯走った馬は
その疲労が残っている事がありありと分かります。

ですので、スプリンターズSで疲労を残していない馬を
中心に探す事が第一条件となります。

この条件を踏まえて、次に上がり3Fの脚をみてみます。

スプリンターズSで上がり3F4位以下だった馬を見てみると

(単回収75%、複回収67% 複勝率21.1%) 19頭
とこちらも成績が上がります。

対して上がり3F3位以内だった馬を見てみると8頭存在して
馬券絡みはこれまた0頭

スワンステークス自体が持久力勝負で末脚が活かしづらいレースになりやすいため
後方から脚を溜めて勝負する馬には不利です。

ですので、末脚勝負するタイプの馬は敬遠したいですね。

これらの条件を踏まえて、位置取りの要素からも見ていきます。

上がりの脚は速くない方がいいですが
逃げ・先行馬は苦戦しています。

1200mで先行している馬が
1400mに舞台を移すとより体力が必要となるので苦戦する。

という距離延長の一般的な考え方をして貰えればOKです。

前走4角6番手以下という条件で見てみると

(単回収89%、複回収80% 複勝率25%) 16頭

前走4角6~12番手という条件で見てみると

(単回収119%、複回収106% 複勝率33.3%) 12頭

ここではじめて馬券を買える存在になってきます。

また、外枠有利なこのレースにあって、当日の枠順5枠以降だと

(単回収158%、複回収97% 複勝率33.3%) 9頭
となりますので、ここは参考程度に覚えておきましょう。

安田記念経由でここに挑んでくる馬も
少しだけ見ておきましょう。

もともと好走率という点でアベレージの高い安田記念組ですが

前走4角6番手以下という条件で絞ってみると

(単回収0%、複回収258% 複勝率66.7%) 6頭
となります。

距離短縮で臨む一戦ですが前に行く馬が成績を残せていません。

安田記念からの直行組は半年近い休み明けで出走する形になるので
先行して息が持ちづらいという事が原因として挙げられます。

1400m戦は1600m戦と比較して息が入りづらいですからね。

ここに馬体重500kg以上というパワー要素を入れてみると

(単回収0%、複回収406% 複勝率100%) 3頭

とパーフェクトに馬券に絡んでいます。

頭の片隅に入れておきましょう。

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MOTO

競馬歴20年を超えるベテラン戦士です。 競馬を愛し、馬を愛し、騎手を愛して競馬を楽しんでいるので、競馬場で馬や騎手に罵声を浴びせるようなファンは嫌いです。 エンターテイメントとしての競馬の素晴らしさを伝えるべくブログを書いています。