スプリンターズSとセントウルS、キーンランドカップの関係性について

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今週の重賞は秋のGI初戦スプリンターズステークス

1200mのスペシャリストが集まる頂上決戦なので
ある程度ローテーションが固定されてきます。

ここでは前走別の成績を見ながら
スプリンターズステークスにはどのような適性の馬が
走るのかを確認していきましょう。

      単回収 複回収 複勝率 頭数
セントウルS 67% 100% 34.3% 35頭
キーンランド 43% 116% 26.9% 26頭
安田記念 0% 76% 12.5% 8頭
北九州記念 200% 90% 50.0% 4頭

GI主役級の馬が出走するセントウルステークスと
サマースプリントステークスで間隔が適正なキーンランドカップ
この2レースからの臨戦が多いことが分かりますので
この2レースに焦点を絞って見ていきましょう。

まずセントウルS経由の馬ですが、追い込み脚質の馬は苦戦しています。

セントウルS自体も前残り傾向にあるのですが
スプリンターズSも同じ傾向にあるレースなので差し馬は狙いづらいです。

前走4角9番手以内(単回収90%、複回収119% 複勝率41.9%) 31頭

逆に10番手以下の馬は8頭いて馬券絡みなし
先行力は求めたいところですね。

また、セントウルSは実力馬が出てくるレース
ある程度の地力、能力の証明は必要となります。

前走5番人気以内という条件を加えてみると

(単回収112%、複回収141% 複勝率48%) 25頭

と更に成績はあがります。
ちなみに着順は2桁でも巻き返しが出来るというデータが出ているので
とにかく能力がある馬を選択したいところです。

先行有利なスプリンターズSなので上がりの脚はそれほど重要ではありません。

逆に言うと上がりの脚を武器にしている馬は苦戦していて
上がり3F3位以下という条件で抽出すると

(単回収134%、複回収171% 複勝率55%) 20頭

と末脚勝負にならないことが分かります。

またスプリンターズSの特徴にある
年齢が若い馬の方が強いという条件を加えてみます。

5歳以下(単回収140%、複回収216% 複勝率61.5%) 13頭 3歳は0頭

先行力とスピードがある強豪馬

ここを狙っていきたいですね。

余談ですが、外枠(5枠以降)に入った馬は

(単回収364%、複回収354% 複勝率100%) 5頭 ※参考

強さをより強さを見せています。

もう一方のキーンランドCを見てみましょう。

こちらもセントウルS組と同様で先行脚質の馬が好走しています。

前走4角9番手以内(単回収56%、複回収152% 複勝率35%) 20頭

セントウル組と比較するとレベルが下がるので
全体の数字は下がりますが、複勝回収率は100%超えです。

となると能力があればさらに成績が上がります。

前走3着以内(単回収80%、複回収180% 複勝率42.9%) 14頭

更にセントウルSでも要素として出てきた年齢という要素を加えてみると

4,5歳(単回収112%、複回収252% 複勝率60%) 10頭 

3歳、6歳の2頭は馬券に絡めていません。
そしてサンデー系の馬は2頭のみ(フジキセキ、オンファイア)です。
サンデー系の馬は向かないレースとなっています。

好走の要因はセントウル組と同じです。

先行力とスピードのある強豪馬

これがキーワードになりそうです。

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競馬歴20年を超えるベテラン戦士です。 競馬を愛し、馬を愛し、騎手を愛して競馬を楽しんでいるので、競馬場で馬や騎手に罵声を浴びせるようなファンは嫌いです。 エンターテイメントとしての競馬の素晴らしさを伝えるべくブログを書いています。