今週の重賞はローズステークス
秋華賞に繋がる一戦ですが
このレースではどんな馬が好走しているのか?
前走別の成績から、好走馬の傾向を見てみたいと思います。
前走別の成績を見てみると
単回収 複回収 複勝率 頭数
優駿牝馬 175% 90% 31.0% 42頭
大倉山特別 0% 0% 0.0% 4頭
クイーンカップ 0% 256% 66.7% 3頭
桜花賞 80% 50% 50.0% 2頭
とオークス組が質も量も圧倒しています。
ですので、今回はオークスを経由してローズステークスに臨んだ馬
の成績を見ていきましょう。
短距離指向の馬は別ですが、
原則オークスは3歳世代トップが集まる場所です。
ですので、ここの着順は素直に結果に反映します。
前走9着以内の馬で抽出をかけてみると
(単回収230%、複回収104% 複勝率37.5%) 32頭
着実の数値がアップしてきます。
9着以内に入った馬の中でも前走0.9秒以内だった馬で見てみると
(単回収262%、複回収119% 複勝率42.9%) 28頭
オークスの結果=ローズステークスの好走馬
となっている事がわかります。
また、阪神芝1800mはスピード・瞬発力が活きる舞台です。
末脚の確かな馬、瞬発力のある馬に条件を絞ってみましょう。
上記条件に加えて前走上がり3F5位以内だった馬
(単回収320%、複回収145% 複勝率52.2%) 23頭
広いコースでの実力勝負なので、分かりやすく数値が変化していきます。
また、スピードのある馬は体重の軽い馬の方が多いので
馬体重479kg以下という条件を加えてみると
(単回収387%、複回収170% 複勝率57.9%) 19頭
阪神芝1800mに向く条件を加えれば加えるほど
信頼度が高くなっている事が分かります。
最後に「消耗度」という観点から考えてみます。
3歳牝馬は体調管理が難しく、夏を超えて下降する馬も少なくはありません。
一つの指標となるのはキャリアです。
春に数多くのレースを使って消耗してしまうと
蓄積疲労が重なり、状態が下降しやすくなります。
キャリア6戦以下という条件を加えると
(単回収538%、複回収164% 複勝率72.7%) 11頭
この数字の上がり具合をみると如何に消耗度が大切なのか分かりますね。
では、脚質の観点からもう一度データを洗ってみましょう。
前走上がり3F5位以内だった馬で抽出をしてみると
(単回収306%、複回収139% 複勝率50%) 24頭
阪神1800mの特徴を示していますね。
ここに前走4角8番手以下という条件を加えると
(単回収387%、複回収164% 複勝率52.6%) 19頭
更に馬体重479kg以下という条件を加えると
(単回収432%、複回収184% 複勝率58.8%) 17頭
最後に前走3番人気以内という条件を加えると
(単回収132%、複回収97% 複勝率75%) 8頭
という形で数字が変化していきます。
実力・能力のある馬+末脚のしっかりとした馬
この2点に注目して馬を選んでいくといいでしょう。