今週の重賞は小倉2歳ステークス
ローカル小倉の1200m戦に加えて
未完成の若駒達が集まるとあって
毎年レベル低い争いになりますが
このレースではどんな馬が活躍しているのかを
過去臨戦過程別成績から分析していきたいと思います。
まず主な前走別の成績ですが
単回収 複回収 複勝率 頭数
未勝利 68% 71% 25.0% 24頭
新馬 20% 60% 22.0% 41頭
未勝利牝馬 45% 22% 12.5% 8頭
フェニックス賞 74% 88% 46.7% 15頭
新馬戦の成績が悪く、オープン特別であるフェニックス賞の成績が良いですね。
これは馬の地力・将来性よりも、現段階でのキャリア・完成度がものを言う
という事です。
この傾向を受けて、フェニックス賞と新馬戦の2つのレースについて
好走馬を絞っていきましょう。
まずはフェニックス賞ですが、現在の強さが問われるレースなので
このレースで好走した馬、つまり前走3着以内だった馬で抽出をかけると
(単回収92%、複回収110% 複勝率58.3%) 12頭
成績がアップしてきます。
また平坦小回りと先行有利が顕著な本コースにおいて
前に行ける馬、前走4角3番手以内という条件を加えてみると
(単回収111%、複回収132% 複勝率70%) 10頭
複勝率から見ても信頼できる軸馬になってきます。
フェニックス賞からは脚質と現在の完成度を測っていくと
的中に近づいていきます。
続いて、新馬戦経由の馬を見てみます。
いくら将来を問われていないレースとはいえ
重賞レースなので力の裏付けがない馬は不利です。
前走2番人気以下の馬の成績を見てみると
(単回収23%、複回収22% 複勝率10%) 20頭
壊滅的な成績になっています。
逆に前走1番人気の馬で見てみると
(単回収17%、複回収97% 複勝率33.3%) 21頭
と十分に馬券購入の対象になります。
この条件に脚質の要素、前走4角2番手以内という条件を加えると
(単回収21%、複回収110% 複勝率35.3%) 17頭
と複勝回収率が100%超えとなります。
この要素にパワー重視の機動力のない馬を除いてみます。
馬体重479kg以下の馬
(単回収40%、複回収152% 複勝率44.4%) 9頭
新馬戦経由の馬は地力を第一に考えて
脚質を第二に考えていくといいでしょう。
以上です。