今週のメインレースはGI安田記念です。
このレースは主にマイラーズカップ、京王杯SC、ヴィクトリアマイルの
3つのレースをステップにする馬が多いです。
馬券のヒントを探るべく、この3つのレースについて
安田記念との関連性を探っていきたいと思います。
まず、各ステップの成績を見てみると
マイラーズカップ 0% 141% 25.0% 32頭
京王杯SC 23% 56% 13.8% 29頭
Cマイ(香港) 37% 81% 17.6% 17頭
ヴィクトリアマイル 39% 60% 20.0% 15頭
(数値は単勝回収率・複勝回収率・複勝率・対象頭数の順)
どのステップも取り立てて目立った成績ではありませんが
マイラーズカップが一番安定感のある成績です。
そのマイラーズカップから好走する馬の条件を絞っていきます。
最初に非サンデー系種牡馬の産駒で絞ってみると
(単回収0%、複回収221% 複勝率42.9%) 14頭
と数値が上がってきます。
瞬発力勝負になりやすい阪神マイル戦から持久力の問われる東京マイル戦
サンデー系の馬が得意な条件から不得意な条件へ移行するので
素直にデータに表れているという形ですね。
次に前走4角7番手以下というデータを加えてみると
(単回収0%、複回収355% 複勝率75%) 4頭
サンプルは少ないですが、差して好成績を収めた
持久力タイプの馬は安田記念でも好走しています。
次に京王杯スプリングカップとのつながりを見ていきます。
成績の悪い京王杯組ですが、前走上がり3F1,2位の馬に限ると
(単回収47%、複回収117% 複勝率28.6%) 14頭
とかなり成績が良くなります。
差し・追い込みの利きづらい持久力戦の東京芝1400mで
決め手をみせた馬は安田記念でもしっかりとした末脚を見せているという事ですね。
これに480kg以上という条件を加えてみると
(単回収95%、複回収234% 複勝率57.1%) 7頭
とかなりの好成績になります。
安田記念自体がスタミナ・パワーの必要なレースで馬格のある馬が
好成績を納めているレースなので、それに合致する馬は自ずと成績があがります。
それでは最後にヴィクトリアマイル経由の馬を見ていきたいのですが
こちらはスーパーホースのウオッカを対象から抜くと
(単回収0%、複回収46% 複勝率7.7%) 13頭
とノーチャンス
スピード勝負が出来ない舞台なので、牝馬は苦戦という傾向がはっきり出ていますね。
以上です。