今週のメインレースはGI桜花賞
牝馬クラシック第一弾であり、牝馬には最も重要視されるレースです
今年はかなり実力差のはっきりしたメンバー構成ですが
具体的にどういった馬が活躍しているのか。
過去のレースから紐解いていきましょう。
まず、桜花賞の前走レース別成績を見てみると
チューリップ賞経由(単回収122%、複回収120% 複勝率41.7%) 36頭
フィリーズレビュー経由(単回収188%、複回収60% 複勝率8.7%) 23頭
クイーンC経由(単回収0%、複回収63% 複勝率27.3%) 11頭
フラワーカップ経由(単回収118%、複回収76% 複勝率27.3%) 11頭
と、チューリップ賞が圧倒的な成績を残している事が分かります。
逆にフィリーズレビューはトライアルとは思えないくらいひどい成績ですね。
(レジネッタが人気薄で勝ったので単勝回収率だけ100%を超えていますが)
最重要ステップであるチューリップ賞から好走の条件を絞っていきましょう。
最初に前走5番人気以内という条件で抽出をしてみると
(単回収163%、複回収140% 複勝率51.9%) 27頭
回収率・複勝率ともにアップしてきます。
実力のある馬、または実力があると認められている馬が
シンプルに力を発揮している事が分かります。
これを前提条件として3つ条件を絞っていきます。
一つ目は、前走5番人気以内+ディープ産駒
(単回収344%、複回収330% 複勝率85.7%) 7頭
問答無用の好走条件です。
とにかく桜花賞ではディープ産駒が走るという事ですね。
二つ目は、前走5番人気以内+前走2着以下
(単回収209%、複回収166% 複勝率50.0%) 20頭
チューリップ賞:緩いペース → 桜花賞:厳しいペース
となることが多く、チューリップ賞で負けた馬が
桜花賞で地力を見せて巻き返すというパターンは数多く見られます。
三つ目は、前走5番人気以内+前走重馬場
(単回収216%、複回収291% 複勝率66.7%) 6頭
チューリップ賞は地力を認められながらも馬場が悪く
力を発揮できなかった馬が馬場の良化した桜花賞で巻き返す。
こんなパターンですね。
この3つの条件は覚えておきたいところですね。
続いて、クイーンカップ経由の好走条件を見てみましょう。
11頭いる中で、前走1着の馬で抽出してみると
(単回収0%、複回収100% 複勝率42.9%) 7頭
となります。
2着以下の馬は1頭も馬券に絡んでいないのでこの条件は大前提ですね。
これに前走4角6番手以内という条件を加えてみると
(単回収0%、複回収140% 複勝率60.0%) 5頭
となります。
東京芝マイル戦は瞬発力タイプが活躍をする舞台ではないので
桜花賞では通用しづらいという事が分かります。
おまけで追加条件、当日6~8枠に入った馬を加えると
(単回収0%、複回収233% 複勝率100%) 3頭
外枠有利な桜花賞で、外に入った馬がそのまま力を発揮している事が分かります。
以上です。
今年はメジャーエンブレムがクイーンカップから直行で出走しますが
このデータがどこまで当てはまるのか?
その点は十分に考える必要がありますね。