夏のローカル開催になると北海道シリーズの攻略は欠かせません。
その中でも札幌で行われる重賞は数多くありません。
札幌記念、エルムS、クイーンS、札幌2歳S
この4つしかありません。
その中でもクイーンS、札幌2歳Sと
2つの重賞の舞台になっている札幌芝1800m
札幌競馬場の根幹となっている舞台と言えるでしょう。
この札幌芝1800mのデータを見返して
どんな馬が有利でどんな馬が不利なのか
という事を調べていきたいと思います。
最初に一番重要なコース形態から見てみます。

スタートから最初のコーナーまでは185mと極めて短くなっています。
その為、最初のポジション取りは激しくなりますが
コーナーを曲がった後はそれぞれの馬のペースで進んでいきます。
最後の直線も266mと短い為、3コーナー手前からペースアップ
コーナーで最大限加速して、直線は惰性で伸びるという形で
ラップタイムが推移している事がわかります。
ここを踏まえて脚質別の成績を見てみましょう。

小回りコースなので、逃げ・先行馬が圧倒的に有利である事がわかります。
差し馬もノーチャンスではありませんが、
前に行く馬よりもよほど力が上でないと勝ちきるのは難しいと言えます。
そして気になる枠順別の有利不利を確認します。

スタートからコーナーまでの距離が短いので
圧倒的に内枠有利かと思いきやそうでもありません。
ポジション取りについては内枠が有利ですが
3コーナーから各馬が仕掛けるとなると
ずっと内で構えていても、勢いをつけられなくなり
内に閉じこめられてしまう事が出てきます。
逃げか番手で進めるなら内からスムーズに
中団前目~後ろ目に構えるなら
外に出せるポジションが必要となります。
コースの適性は分かったので、次に馬の適性についても
データを取ってみます。
まずはどんな種牡馬が洋芝をこなしているのか?

ディープインパクトが複勝率50%以上と
驚異的な数値を残しています。
その他ではゼンノロブロイ、フレンチデュピティ、ブライアンズタイムなど
東京コースで活躍している馬が好成績を残しています。
これは札幌競馬場の直線が平坦だという事に起因していますが
極端なパワー型ではなく、長くいい脚を使うタイプが有利であると言えます。
続いて騎手の成績を見てみます。

横山典弘、藤田伸二、岩田康誠など札幌をホームにしている
トップジョッキーが勝ち星も率も残している事がわかります。
仕掛け所を上手く見極められる騎手を信頼したいですね。
最後に人気面からもデータを取ってみました。

1番人気の複勝率69%、2番人気56%、3番人気45%と
人気通りに収まっている事がわかります。
馬券としては堅く攻めていいでしょう。
では、総括です。
一見、洋芝、小回りと条件を見ると展開の紛れがあって
荒れそうなイメージのある舞台ですが
道中のペースが落ち着きやすく、安泰な結果に収まる事が多い舞台です。
その中でも逃げ・先行有利は鉄則なので
内枠の逃げ馬はチェックするように。
3コーナー過ぎから各馬が仕掛けてくるので
差し馬は外枠で不利を受けずに上がってこられるような
馬を選択したいですね。
洋芝でパワーが必要、とは思う必要はありません。
長く良い脚を使える馬を選んでいきましょう。
このデータはKLANを使っています。
データは全て無料で使えますし、非常に使えるので
登録して予想に活用して下さい。