今週のユニコーンSに出走するアジアエクスプレス
今年はスプリングS、皐月賞と芝の一線級重賞を走ってきましたが
今回は実績のあるダートに満を持して向かってきました。
そのアジアエクスプレスの父親はヘニーヒューズ
競馬をやっている人でもあまり聞かない名前の種牡馬ですが
ヘニーヒューズ産駒にはどんな特徴があるのかを調べてみました。
2013年シーズンのサイアーランキングは84位
決して好成績とは言えません。
その理由は海外で繫養されていたから
2014年春から日本で種牡馬生活を送っており
今後は日本のダートレースでの活躍が期待できます。
ここ3年で130回程度しか走っていませんが
芝よりもダートが得意。
ローカルの芝コースは11戦して3着以内0回
左回りの芝コースは5戦して3着以内0回
と、不振を極めています。
逆に左回りのダートは7戦して3着以内率驚異の54%
ローカルのダートコース12戦して3着以内は50%
とダートで買える馬だという事を覚えておきたい。
距離は1600m以下の短距離馬
1601m以上となると11戦して3着以内2回の18%
逆に1301~1600m戦は29戦して3着以内12回の41%
と露骨に成績が変わってきます。
1300m以下でも3着以内率36%と優れた数字を見せています。
重馬場の巧拙についてはダートならどんなに悪くなっても大丈夫
参考までに3着以内率を載せておくと
良馬場33%、稍重馬場58%、重馬場33%、不良馬場0%となっています。
不良馬場は5戦して3着以内0回で滑る馬場は苦手の傾向を見せています。
総括
完全なダート仕様の馬。
狙えるパターンは芝を走った後、ダート戦に出走してきた時
1700m以上を走った後、距離を縮めてきた時。
とにかくダートの短距離に狙いを定めて買うといいでしょう。
代表産駒からもう一歩特徴を読む
アジアエクスプレス
2歳時にダートで連勝して臨んで朝日杯FSで芝を克服しての勝利
3歳時にはスプリングS、皐月賞と走ったが距離の壁に跳ね返された
ただ、能力の高さで芝をこなしていただけで本質的にはダート馬
ヘニーヒューズの特徴を色濃く継いでいる代表的な産駒