あまり大きなニュースになっていませんが
今年の7月からJRAが大きな方針を打ち出します。
それは
『馬券控除率の変更』
今までは一律75%の控除率でしたが
今年から変わってきます。
変更は以下の通りです。
単勝 75% → 80%
複勝 75% → 80%
枠連 75% → 77.5%
馬連 75% → 77.5%
ワイド 75% → 77.5%
馬単 75% → 75%
3連複 75% → 75%
3連単 75% → 72.5%
WIN5 75% → 70%
最初に「控除率とはなんぞや?」と思っている方に簡単な説明を
「控除率」とは馬券を買ったときに戻ってくるお金の期待値です。
言葉で説明すると難しいので、例を出して説明しましょう。
例えば、5頭立てのレースがあったとしましょう。
そしてどの馬も20%ずつ平等に売れていたとします。
すると、控除率70%の場合
1枠1番 3.5倍
2枠2番 3.5倍
3枠3番 3.5倍
4枠4番 3.5倍
5枠5番 3.5倍
というオッズ分布になります。
どの馬券が当たっても胴元であるJRAが総売上の30%を貰える
という状態ですね。
これが控除率70%
控除率80%になれば、全てのオッズが4.0倍となり
JRAの貰い分は総売上の20%となります。
控除率80%の方がオッズが上がってる事がわかりますね。
要するに控除率が高ければ高いほど馬券購入者に還元されるという事です。
ここで話を戻して、今回の控除率の変更ですが
儲けの少ない券種は配当が上がり
儲けの多い券種は配当が下がる訳です。
この変更は非常に大きく、これを頭に入れておかないと
馬券の収支がガラっと変わってしまいます。
結論は
「控除率の高い券種を積極的に取り入れて下さい」
という事なんですが、それはとても表面的な言葉なので
こう言い換えたいと思います。
「当てる馬券と儲ける馬券を区別が今まで以上に大切になる」
競馬ファンに話を聞くと
私は3連単派だとか、馬連派だとか言う人がいますが
1つの馬券しか買わないような人は自ずと回収率を下げている人です。
軸馬の信頼度やメンバー構成、レースの勝負度合いなどで
向いている馬券、向いていない馬券というのが存在します。
予想が終わった段階で最大限効果を発揮する券種を選択する事は
予想の精度と同じくらい大事な事です。
ここは当てにいくのか、もしくは儲けにいくのか
そこに気をつけて馬券を購入して下さいね。
馬券券種の選び方についてはメルマガリニューアル後に
お話しようと思っていますが、だいぶ先になると思うので
気長に待っていて下さい。