京都競馬場の芝1400m戦は内回りと外回りの
2パターンがある珍しいコースです。
大きく分けると下級条件は内回り、上級条件は外回りと
このように分かれています。
つまりスワンSやファンタジーSなどの重賞レースは
京都芝1400m外回りで行われています。
ここでは重賞レースを攻略すべく、データを解析して
馬券攻略法を掴んでいきましょう。
最初にコースの特徴をラップタイムを踏まえて分析していきます。

最初のコーナーまでは511mと長い距離を走ります。
序盤のポジション取りから3コーナーの上り坂に入り
すぐに下り坂になるので、ペースが緩みません。
この下り坂を利用してそのままのスピードで
404mの直線を押し切るというレース展開になります。
終始11秒台でゴールまで突き進むスピード勝負のコースと言えます。
次に脚質別の成績です。

勝ち星こそ逃げ馬が優秀ですが、全体的に見ると
差し馬も互角の成績を誇っています。
特に2着、3着となっていくに連れ
差し・追い込みの成績が良くなっているので
勝ち馬は前の馬が粘るが2,3着には後ろから
突っ込んでくるという展開が多いです。
頭は先行タイプ、連は差しタイプの傾向と覚えておきましょう。
続いて枠順の有利不利について考えてみましょう。

勝率・回収率という点では外枠が
圧倒的に有利な数値を残しています。
とはいえ、複勝率では同じような数値になっている点は
差してくる馬は内枠の方が有利である
という事が言えます。
京都競馬場外回りの鉄則ですね。
続いて、種牡馬別の成績

1位サクラバクシンオー産駒、2位ディープインパクト産駒と
いずれも好成績ですが、3位クロフネ産駒の成績の良さが目立ちます。
「直線で切れる馬」というよりも
『豊富なスピードで押し切る馬』
にアドバンテージがあります。
パワーもあった方がいいですね。
騎手別の成績も載せてみました。

1位武豊騎手、2位福永祐一騎手は勝ち星こそ挙げているものの
回収率の面ではあまりいい成績とは言えません。
逆に3位から6位にランクインしている
浜中俊騎手、和田竜二騎手、秋山真一郎騎手、幸英明騎手は
回収率が非常に良いですね。
先行力があって追える騎手を狙うといいでしょう。
最後に人気別の成績を載せてみました。

人気サイドの馬はまずますの成績を残していますが
14番人気、15番人気、16番人気と
超大穴馬が激走することもしばしば。
穴党は思い切って穴を狙えるコースですね。
以上が特徴となります。
まとめです。
馬券は買うなら頭狙いは外枠の先行馬
連狙いは内枠の差し馬とハッキリと定められるコースです。
コースの特性から瞬発力や推進力で伸びてくる馬というよりも
スピードで押し切ってしまうような馬の方が適性があります。
追える騎手に狙いを定め、大穴狙いも出来るコースです。