3歳牝馬クラシック最終戦「秋華賞」は芝2000mのレースです。
京都は内回りと外回りコースがありますが
秋華賞が行われる舞台芝2000mは内回りコース
中距離戦としては極めて特徴のあるコース設定となっています。
そんな個性の強いレースコースだからこそ特徴を洗い出せば
馬券攻略に大きな助けになります。
ここでの分析を役立てて下さい。
最初にコースの特徴をラップタイムを踏まえて分析していきます。

スタートから最初のコーナーまで308m
京都コースを1周する設定になっており
最初のコーナーに入った後、12秒台中盤までグッとペースが落ちます。
4コーナー手前(残り3ハロン)から各馬ペースアップ
最後は11秒台中盤のスピードで、直線328mという
短い直線をゴールまで駆け抜けるというコース形態。
まず脚質別の成績です。

逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。
特徴的なのは逃げ馬の成績、通常1位の数が一番多く
2位、3位と数が下がってきますが、このコースはほぼ同数。
先行馬が粘り切れる舞台である事を証明しています。
続いて枠順の有利不利について考えてみましょう。

内枠が圧倒的に有利です。
スタートから最初の直線までの距離が短いため
外枠の馬はファーストコーナーでの距離ロスや
ポジション取りで大きなリスクを負っていることがわかります。
続いて、種牡馬別の成績

ディープインパクト産駒が複勝率47%という驚異的な数字を残していて
ディープが持っている豊富なスピードが、この舞台とマッチしています。
ただ、回収率となると目立った数字を残している種牡馬はおらず
人気サイドの馬が順当に決着している馬が多いことが読み取れます。
騎手別の成績も載せてみました。

勝率・勝利数・複勝率すべてにおいて1位の川田将雅騎手は
回収率も優秀で、この舞台の走りを知っていると言えます。
5位浜中俊騎手、6位北村友一騎手も非常に良い回収率を誇り
積極性と腕っぷしが兼ね備わった騎手が好成績です。
最後に人気別の成績を載せてみました。

1番人気の成績は優秀で信頼度はかなり高いです。
2番人気も同様に優秀で、トリッキーなコースな割には
かなりの頻度で堅い馬券、堅い決着が生まれていることがわかります。
無理な穴狙いは禁物です。
以上が特徴となります。
まとめです。
京都芝2000m内回りは小回りコースなので
内枠有利で先行馬有利という傾向がかなり強いです。
騎手は若手のトップ騎手、種牡馬はディープインパクト産駒と
全てにおいて傾向がハッキリとしています。
その割には馬券は堅い決着が多いので
狙いを定める事は簡単です。
馬券を当てやすい舞台なので、しっかりと当てていきましょう。