函館記念と切り離せない巴賞の関係性と好走につながる条件とは…

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今週のメインレースは函館記念です。

夏の函館開催で一番花形となるレースですが
このレースは同函館開催で行われている
巴賞とのつながりが非常に強いレースです。

過去5年の主な臨戦過程別の成績を見てみると

単回収 複回収 複勝率 頭数
巴賞 92% 104% 23.7% 38頭
目黒記念 351% 140% 50.0% 6頭
エプソム 0% 156% 33.3% 6頭
新潟大賞典 142% 357% 75.0% 4頭

と巴賞を経由して出走してくる馬が大半を占めます。

という事でここでは巴賞と函館記念の関係性について
話をしていきたいと思います。

まず脚質ですが、巴賞の脚質と函館記念の成績の関係性を見てみると
差し馬の方が好成績を残しています。

前走4角5番手以下の馬で条件を絞ると

(単回収176%、複回収157% 複勝率30%) 20頭

開催が進むことやクラスが上がり、各馬が勝負気配を持って臨む事で
前にいる馬に厳しい流れになっている事が分かります。

また、小回りの函館記念は機動力のある馬の方が好成績を残しています。

全条件より馬体重499kg以下という条件を加えてみると

(単回収196%、複回収174% 複勝率33.3%) 18頭

さらに信頼度が上がります。

機動力のある差し馬を狙うという事で一つの傾向が見つかるのですが
週中の動画でお話をした通り、函館記念は内枠が圧倒的に有利

そこで1~4枠の馬で上記条件を満たす馬を見てみると

(単回収320%、複回収201% 複勝率45.5%) 11頭

と格段に数値が上がる事が分かります。

また函館記念では巴賞を負けた馬の方が好走をしている
というデータがあります。

巴賞4着以下の馬は

(単回収145%、複回収167% 複勝率31.8%) 22頭

なぜ、巴賞を負けた馬の方が、成績が良いのでしょうか?

速い上がりの脚を使ったけど、展開的に届かなかったパターンを見てみましょう。

前走上がり1位の馬を見てみると

(単回収172%、複回収212% 複勝率50%) 4頭

信頼性が上がっているので、巴賞で差して届かなかった馬が
函館記念で差しが利くというパターンは存在します。

では、いいところがなく負けてしまった馬はどうでしょうか?

前走上がり6位以下で抽出してみると

(単回収228%、複回収220% 複勝率36.4%) 11頭

と高い回収率を見せています。

これだけだとなぜ回収率が高くなるか分からないので
もう少しデータを掘り下げてみます。

前走先行して見せ場がなかったタイプから調べてみると

前走4角3番手以内 (単回収0%、複回収167% 複勝率50%) 4頭

期待値という点では下がっているので
先行有利な巴賞で前に行って垂れてしまった馬は良いことはなさそうです。

では、逆のパターンで前走4角5番手以下にいた馬の成績をみると

(単回収418%、複回収293% 複勝率33.3%) 6頭

と複勝率こそ下がるものの回収率は大きく上がっています。

中団以降からレースを進めて、見せ場がなかった馬の方が好成績を残している
という点を踏まえると巴賞で疲労を残していない馬が優勢だと
結論づけることが出来ます。

そもそも巴賞から函館記念は中1週と過酷なローテーション

巴賞で力を出し切った馬は函館記念向きではない事が分かりますね。
「前走成績=人気」となるのが競馬の常なので
ここはその前提を覆して馬券を買えそうですね。

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MOTO

競馬歴20年を超えるベテラン戦士です。 競馬を愛し、馬を愛し、騎手を愛して競馬を楽しんでいるので、競馬場で馬や騎手に罵声を浴びせるようなファンは嫌いです。 エンターテイメントとしての競馬の素晴らしさを伝えるべくブログを書いています。