競馬界の異端児オルフェーヴルの凄さとは何か?そして種牡馬への期待

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競馬ファンに「強くて、最も印象深い馬は?」
と聞いたときに多くの人が答えるであろう馬が

“オルフェーヴル”

3冠馬であり、凱旋門賞2年連続2着の実績を持っている馬で
ディープインパクトを超えて歴代最強であるという評判もあるほどの名馬

このオルフェーヴルがどれだけ強いのか?
そして種牡馬になって大成するのか?

について見解を述べていきたいと思う。

オルフェーヴルを知らない、全てのレースを見たことがないという人は
これでレースを見てみるといい。

オルフェーヴルは高い能力を持っていたが
何よりも特徴的なのは「激しい気性」である。

気性というのは表裏一体の要素で
相手に負けないという強い気持ち(ポジティブな部分)と
人の言うことを聞かず我を通す(ネガティブな部分)が同居している。

オルフェーヴルはそれが絶妙のバランスで備わっていた。

デビュー戦ではレース後に騎手を振り落としたり、
阪神大賞典では3コーナーで外に逸走したりと
やんちゃで制御の利かない困った面を見せる一方で
日本ダービーや引退戦の有馬記念では
パワー・スタミナ・スピード全てにおいて超A級である事が一目で分かる
素晴らしいレースを披露した。

“圧倒的な強さと激しさ故の脆さ”

これがオルフェーヴルがファンの支持を得ている最大の理由である。

人々はずっとトップにいるエリートよりも
ある程度の挫折を味わって紆余曲折ありながら上り詰めるストーリーの方が好きである。

オルフェーヴルの競走成績は見事にそれに合致していたと言える。

これらの魅力があったうえで能力についても話しておきたい。

オルフェーヴルのウリとなる能力は「パワー」

ステイゴールド産駒はパワーがある馬が多いが
オルフェーヴルも例に漏れず、パワーがあった。

そして母父メジロマックイーンからスタミナを継いだことで
パワー切れを起こさない強みを得た。

決して瞬発力・切れ味のある馬ではないが
パワーを長く発揮する事で、マリオカートのクッパのように
直線で加速し続ける推進力を持っていた。

それゆえにパワーが必要とされる中山競馬場、阪神競馬場では高いパフォーマンスを誇り、
宝塚記念、有馬記念を圧勝した事からわかるように得意な舞台としていた。

競走馬は生涯の走りで潜在能力の6割しか走っていない、という説がある。

そして、

「どの馬も加減をして走っており、強い馬は総じてバカである」

というような事を元騎手の安藤勝騎手も話していた。

競走馬が良い成績を残すためにはそれだけ気持ちが大切だという事を示している。

「強い気持ち」と「パワー」、「スタミナ」

これがオルフェーヴルの持つ能力の特徴である。

そして、これらを踏まえて種牡馬としての可能性に言及してみたい。

オルフェーヴルがステイゴールドの良さをデフォルメして引き継いだように
種牡馬としてはステイゴールドと類似した能力を継がせる
存在になるのではないかと思われる。

言ってみれば『ステイゴールドのヴァージョンアップ版』になるという感じ

能力はステイゴールドよりも高いので
産駒の成績はもうワンランク上がってくるはず。

そして、ディープインパクトのようにコンスタントに走る馬を出す
というよりも、それなりに走る馬を出しながら
たまに大物をボカンと輩出するようなタイプになる可能性が高い。

それこそ、オルフェーヴルを超える馬を輩出する可能性がある。

オルフェーヴルは持ち前のパワーから
凱旋門賞をはじめとするフランスの馬場も強かった。

外国の芝レースは日本の芝レースと違い時計がかかる。

芝を重く作ってあるので、ディープインパクト産駒のように
スピードがあり軽い走りをする馬は苦戦するが
オルフェーヴルの産駒は苦戦することはないだろう。

つまり、オルフェーヴル産駒の大物が出現すれば
外国のレースでも互角以上に戦えると言うことになる。

いまや日本のサラブレッドは世界でナンバー1のレベルにある。

適性の問題で海外のレースで苦戦するような状況となっているが
海外適性のある強豪馬がオルフェーヴルによって
どんどん輩出されるとしたら、将来的に凱旋門賞の勝利だけにとどまらず
毎年フランスのGIはオルフェーヴル産駒が勝利する。

というような夢のある状況が実現するかもしれない。

私は種牡馬としての活躍を予想する際に
基本的に辛めの予想をしているが
オルフェーヴルに関しては世界を揺るがすような
スターホースが出現してくれるのではないかと期待している。

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競馬歴20年を超えるベテラン戦士です。 競馬を愛し、馬を愛し、騎手を愛して競馬を楽しんでいるので、競馬場で馬や騎手に罵声を浴びせるようなファンは嫌いです。 エンターテイメントとしての競馬の素晴らしさを伝えるべくブログを書いています。