日本ダービーでウインフルブルームを買おうとしていた人間の思考回路

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会社の同僚と日本ダービーの話をしていた時のこと

お互いにどの馬を本命にしようかと話していた時に
同僚がこんな事を言っていました。

「俺はウインフルブルームからワイドで買う。
だって、皐月賞3着の実績馬なのに人気がなくておいしいじゃん」

との言葉。

貴方はどう思いますか?

今日はこの言葉について分析をしてみたいと思います。

まず彼が何を訴えたかったのか、何を考えていたのかを
もう少し細かく読み解いてみましょう。

ウインフルブルームは皐月賞で3着に入っています。

その時点で彼は皐月賞上位馬イスラボニータ、
トゥザワールド、ワンアンドオンリーと同じだけの
能力を持っていると考えていると思った。

その中で想定されるオッズはウインフルブルームが抜けて低い

だからウインフルブルームから買えば…
つまり、能力が高い人気薄の馬を買えば
高い確率で高い配当を得ることが出来る。

という狙い、思考回路が見えてきますね。

まず彼の基本的な考え方となっている

“能力があって人気がない馬を狙う”

これは非常に正しい戦略です。

レースを予想する上で一番の根幹となるのが「馬の能力」です。

この能力を前提としてプラス要素・マイナス要素を加えていき
印をつけていくのが競馬の予想です。

穴馬を狙うに当たっては

・能力はあるが何かしらの理由で人気がない馬
・能力は劣るが様々なプラス要素がある馬

この2パターンしかありません。

彼はウインフルブルームが皐月賞3着で高い能力を持っていると
思っているのだから、この事は理解していると言えますね。

次に彼が下した馬の能力判断について考えてみましょう。

皐月賞の結果でウインフルブルームは
イスラボニータやトゥザワールドと差はないと言えるのか

という点ですが、ここは大きな疑問を持つべきでしょう。

ウインフルブルームの前走は中山芝2000m

切れる脚がなく一本調子、パワー型の先行馬である
この馬の特徴がすべてプラスになった舞台でした。

つまり、前走の好走は先ほど話した

「能力は劣るが様々なプラス要素がある馬」

に該当したからと言えます。

ウインフルブルーム自身は重賞で勝ち負け出来る馬ですが
GIという舞台で考えると能力が一枚下と言わざるを得ません。

そして、ウインフルブルームが今度走る東京芝2400mという舞台は

・瞬発力勝負になりやすい
・差し、追い込み馬が好成績

という特徴があります。

皐月賞でウインフルブルームが好走した原因となったプラス要素が
日本ダービーではマイナス要素に変わってしまいます。

つまり、日本ダービーでのウインフルブルームは

「能力は劣り、様々なマイナス要素がある馬」

に変わってしまう、という判断が出来るので、
彼は馬の能力判断が出来ていないと断言せざるを得ません。

彼が判断基準の対象とした「皐月賞3着だから」

という理由は残念ながら薄い理由だと言わざるを得ません。

結論は ウインフルブルーム は軸にふさわしくない

という事がわかります。

私はこれらの事がわかっていたので

「ウインフルブルームはまず来ないから買わない方がいいよ」

と、アドバイスをしました。
(もちろん、理由も込みで)

が、返ってきた回答は

「いや、皐月賞3着だから今回も十分あるでしょ」

とのことで、聞き入れる様子がなかったので放っておきました。

私がお金を損する訳ではありませんからね。

結果は周知の通り、出走回避ということで
真実は闇の中となりましたが
ウインフルブルームが複勝圏内に入れる確率は
5%もなかったと思うので
同僚は強運の持ち主だなと感じました。

今回話した事は割と基本的な事ですが
これが出来てない人は結構多いです。

私としては非常に勿体ない事だと思います。

今回の話しで伝えたかった事は3つあります。

一つ目は競馬新聞に書いてあるレース名と着順だけで
馬の能力を判断しようとしてはいけないという点

二つ目は穴馬を狙う鉄則を理解してほしいという点

三つ目は常に高いレベルを求めてほしい、成長することを目指してほしいという点です。

メールマガジンではこのあたりの予想力向上の
理論をふんだんに盛り込んでいますので楽しみにしていて下さい。